[伏見猿比古]俺だけ見てればいいよ、

[34]回想 ページ40

「たっ、大変です！行かないと！！」

我を忘れて
爆破があった場所にかけようとした

その時私の腕を伏見さんが掴んだ

「おい馬鹿！何アツくなってんだよ！
　今の俺らは何もできないだろ。
　セプター４が来るのを待つしかない
　そもそも、こんな餓鬼がいるんだ
　よく周り見ろ･･･」

伏見さんも若干焦っていたのがわかった
普段無口な伏見さんが早口でたくさん喋るのは
焦っている証拠だ

でも、伏見さんのおかげで目が覚めた

「はい･･･すいませんでした。
　室長たちが来るのを待ちましょう･･･」


それから間もなく
セプター４が来た。

彼らは、私たちがここに来ていることを
知っていたので
制服とサーベルを持ってきてくれたらしい。

とりあえず、救護班にういちゃんを任せて
私たちは制服に着替え
現場へと足を運んだ

けが人は思っていたより多かったようだ

爆破した場所はファーストフードやレストランが
ズラリと並ぶところだった
運悪く、爆発したときは12時30分

買い物に来た家族などの多くの人が
その場所を利用していた。





とりあえず、私と伏見さんは
犯人を探すべく、周辺の探索をすることにした

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