[伏見猿比古]俺だけ見てればいいよ、

[25]伏見side ページ29

渚が子供を拾ってきた


そいつはどうやらストレインらしい

子供の割にはすごい大きな力を持っていた

こんな小さいやつに手こずるなんてな･･･

子供を撫でた手が未だにビリビリした。

子供は苦手だから

あんまり長時間一緒に居たくなかった。

･･･もし、コイツの面倒を見なければいけなくなるとしたら

俺、過労で死ぬかもしれない･･･




「伏見さんっ！大丈夫ですか！？」

渚が『バカじゃないの？！』とでも言いたそうな顔をしながら

「無理しないでくださいよ！何考えてるんですか！」

と俺の手を握り、そして怒鳴った

「ちっ･･･こうするのが手っ取り早いだろ･･････ていうか･･･」

「はい？？？」

「･･･そろそろ手、離せよ」

「！？ごっ！ごめんなさい！！！」

渚は顔を真っ赤にして手を離した

･･･そろそろ俺も限界だった

いろんな意味で。

「あ、ああの、まず、女の子も泣き疲れて寝てるっぽいですし･･･
　副長来てからそのあとのことを決めましょう！」




数十分後

やっと副長が来た

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