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31話 ページ35

貴方side


リヴ ァイを起こすが全然起きない。

何度かリヴ ァイの名前を読んでみる。

そして、数回読んだ後、リヴァ イが飛び起き私に抱きついて来た。

この時の私は一瞬ビックリしたが、さっきうなされていたのに関係があるんだと思い、リ ヴァイの頭を優しく撫でた。

その後○○○はまるで私がここに居るのを確認するように何度も私の名前を呼び続けた。

その度に私は、大丈夫、ここにいるなどの声をかけ続けた。

そして、少し落ち着いたのかリヴ ァイは話だした。

その内容を私は黙って聞いていた。

すると、リヴァ イは自分はただの弱っちい兵士だと言い出した。

私はいてもたっても居られなかった。
頭を撫でていた手を離し、両腕をリヴ ァイの背中へ回し、力強く抱きしめた。

貴「リヴ ァイは弱っちいただの兵士なんかじゃない!!」
リ「!!」

私は知っている。リヴ ァイが誰よりも強い心を持っていること…

そして、こんな小さな背中でどれほど大きな物を抱えているのかも…

貴「リヴァ イ、私は知っているよ。貴方がどんなに強いのか。それは体だけじゃない。心も。そして、貴方が抱えてるその苦しみも。」

リ「……」

貴「でも大丈夫。私が貴方を支えるから。貴方は1人じゃないの。その体で抱えている苦しみを私にも分けて欲しい……だから私は貴方の傍から離れない。ずっと。…約束する。」

リ「……」

すると、リヴァ イは私を抱きしめている手に少し力を加えた

リ「あぁ。約束だ…」

少し弱々しい声で答えた。

貴「リヴァ イ…顔、あげて?」
すると、リヴァ イはゆっくり顔をあげた。

こんなリヴ ァイを見るのは久しぶりだ…

○○○の顔はいつもの仏頂面とは程遠いなんともいえない顔をしていた。


この場では不謹慎だが、可愛いと思ってしまう私がいた。

貴「リヴァ イ…」
そう言い、私はそっとリヴァ イにキスをした。

するとリヴァ イはまた私の首元に顔を埋めて私をギュッと抱きしめた。








あぁ。
今日は1日こんな状態かな。

私は以前にもこんな事を体験したことがある。
前回は私が壁外調査で怪我した時だけど…

まぁ、この話は次回ね?


とりあえず、
○○○がこうなってしまったからには今日の仕事はお互い休まなくてはならないな…

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- ○○○読みにくい… (2016年12月10日 15時) (レス) id: 17c18bb98d (このIDを非表示/違反報告)
由紀 - なんで名前が○○○? (2015年8月5日 11時) (レス) id: d07b9431b9 (このIDを非表示/違反報告)
絵里 - ○○○って誰なんですか? (2015年4月5日 16時) (レス) id: 8ab1bbf851 (このIDを非表示/違反報告)
征遙(プロフ) - まゆさん» はい!ありがとうございます!精一杯頑張ります( ̄^ ̄)ゞ (2014年12月19日 18時) (レス) id: ed73436770 (このIDを非表示/違反報告)
征遙(プロフ) - *変人*さん» レスが遅くなりすみません!面白いだなんて!ありがとうございます! (2014年12月19日 18時) (レス) id: ed73436770 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:征遙 | 作成日時:2014年7月9日 21時

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