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Episode : 026 ページ26




sk「この漫画、俺も読んだことある!!わー!え、続編とか出てんの?!」

iw「......へ?」

sk「......っ、ごめん!つい、いつものテンションでっ...えっと」




俺の本棚にあった、漫画を手にしてめちゃくちゃ饒舌になった佐久間。そんな彼に呆気に取られていると、我に返ったようで白い肌がどんどん赤くなっていく。

......いや、可愛すぎかよ。



sk「な、なんか、ごめん...」

iw「謝んなって。てか、そっちのが嬉しい」

sk「えっ...?う、うれしい?」

iw「そっちのが素だろ?だったら、そっちのが俺的には嬉しい」




俺には珍しく、素直な言葉が出てきた。そう言ったら、佐久間は嬉しそうに笑って「良かった」なんて言う。

あぁ、本当。こんな日が来るなんて思ってもなかったよ。




iw「それ、もう読んじゃってあるから貸すよ」

sk「本当?!ありがとう!」

iw「お、おう」

sk「......岩本くん、」




夕焼けに照らされた姿は儚くて、だけど綺麗で、

窓を開けっ放しにしたせいで吹き抜けた風がまたも彼の前髪を攫って晴れやかな笑顔がよく見えた。







sk「これから、よろしくね」






君との距離は、1歩、縮んだ気がした。


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作者名:翠恋 | 作成日時:2021年10月24日 0時

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