#042 ページ42
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目まぐるしい速度で身体が叩きつけられると思っていたのに、俺の方は全くもって衝撃などなかった。代わりに、下にいた涼太が少しくぐもった声を出した。
nb「涼太！だいじょ」
dt「しょうた！コンパクトどこだ！」
nb「へ?!あっ...ベッドの上！」
涼太に言われて、ハッとした。あれを破壊しなければ終わらない。まだまだ油断出来ないのだと。
すっかり見慣れたと思っていた俺の部屋だった場所は、物置のようになっていた。だから、ベッドがある筈の場所にも荷物が積まれていた。
涼太は荒々しくその荷物を退けると、コンパクトはあった。怪しく黒々しい煙が立ち上っており、俺は思わず怯んでしまう。すると、涼太は迷いなくそれを思い切り踏みつける。しかし、なかなか壊れないどころか煙は広がっていく。腰が抜けて動けない俺の横を、2つの影が横切る。
sk「うおおおおお！」
ab「ﾁｯ......しぶといな」
dt「お前らに......しょうたを渡すか！」
佐久間と阿部が加勢して、一気にコンパクトを踏んだり叩いたり......すると、今までの黒い煙が嘘のように消えたかと思うとコンパクトは突然粉々に崩れた。
そして、同時にキラキラとした光が部屋の中を満たしていく。渦巻くように動いたかと思えば、あっという間に俺の部屋へと戻ったのだった。俺があまりの光景に驚いていると、軽快なノック音が響きドアが開いた。
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翠恋(プロフ) - 玲央さん» 玲央さま、コメントありがとうございます！嬉しいお言葉を頂けて幸いです！これからも頑張ります！！ (2021年7月12日 23時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
玲央 - 気づいたらなんか泣いてました…。感動です。 (2021年7月12日 20時) (レス) id: 68c093de5b (このIDを非表示/違反報告)
めぐみみ(プロフ) - ファンタジー?になるんですかね。あまり読んだことがないジャンルなんで新鮮で面白いと思いました。めめの大切な人って康二の事だったんですね。この後の二人がどうなったのか気になります。そして本当にいつもの日常に戻ったのか?更新楽しみにしていますね。 (2020年10月3日 23時) (レス) id: 877e4b9b86 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 海樹さん» 海樹さま、コメントありがとうございます！これからも頑張って更新して参りますのでどうぞよろしくお願いします！ (2020年8月8日 17時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
海樹(プロフ) - とっても面白いです！王子様の過去、そして未来がどうなるのか、とっても気になります！更新楽しみにしています！ (2020年8月8日 15時) (レス) id: 134b7493ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2020年8月7日 2時
