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目が覚めてまず違和感を感じたのは、いつもよりも景色が遠く感じたことと肌寒さ。
まぁたしかに季節的に冬になり始めてるわけで朝夕は少し涼しいし、起きたばかりで寝ぼけてんだ...そうい、体を起こした。
けどおかしい。
体を起こしたはずなのに、景色が変わらない。
目覚まし時計は遠いまんまだし、上を見上げても天井がとんでもなく遠い。どこを見ても遠く感じていたのに、横を見てさらに驚いた。
『い、いのちゃん?!でかくね?!』
巨大化した恋人が横で寝ていて驚いたのも束の間、俺はその瞬間に肌寒さの正体に気がつく。
なんと、服を着ていないのだ。
まぁ確かに昨日恋人とそういうことはした、けどっ...でも、確かに風邪ひかないように服を着て寝たはずなのに。
そう思い近くにあった布を引き寄せると...やけに重い、それに長い。
『......え?これ、俺のTシャツ...?』
俺が寝る時に着ているTシャツと同じデザインだったことに気がついた。けど、余計に頭は混乱している。
なぜ、いのちゃんが巨大化しているのか。
そして、なぜ俺の服まで巨大化しているのか。
ここで、俺の中で出た答えはひとつ。
逆だ。
俺が.....小さくなってしまったんだ、と。
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翠恋(プロフ) - 名無しさん» 名無しさま、コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!またどこかの作品でお会いできたら光栄です、呼んで頂きありがとうございました! (2020年3月28日 7時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 完結おめでとうございます!小さくなった有岡くんを想像しながら読んでいました。世界観が優しくて、読んでいて癒されました^_^ (2020年3月27日 22時) (レス) id: 2b47a80d13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2019年12月12日 17時