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『…やっぱり貴音なんでしょ?』
部屋に着いて私は一言告げる。
「……なんで… なんでわかったの…?」
エネ、いいや、貴音がそう聞いてくる。
『髪型とか、かな?あと、貴音のゲームのハンドルネームがエネだった気がするからさ。』
うん、貴音だ。
「そっか。久しぶり、A…」
『んー、その姿だとしっくり来ないんだけど!』
やっぱりいつもの貴音がいい。
『よし、能力使おう!』
「……は?」
私は目を閉じて、もう一度貴音と一生を過ごしたい。と願う。目の奥が熱くなったのを感じて目を開くと…
『貴音…』
「A…!」
私達は嬉しさで抱き合っていた。
周りから見たら私達、すごく変人に見えそうw(((
『そういえば… 遥は?』
「ビクッ… 遥は…」
私は遥がコノハとなったことを告げられる。信じられない。記憶が無くなっているなんて…
「能力を使えば?」
『ううん、駄目なの。一日にこんな大きな願いを二回も叶えたら…』
それに私は病気を持っている。
だから、能力の反動で倒れたりでもしたら、私、死んじゃうかもしれないから…
『…とりあえず、コノハのところ、行こっか…』
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作者名:成瀬りぃ | 作成日時:2018年9月23日 12時