虚圏の白い華【BLEACH】 (ページ13)

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昔の話　グリムジョーページ13

あれから俺達は育った環境が似たせいかすぐに意気投合した

そしてAはいつも俺に優しくしてくれた

怪我をすれば手当てしてくれたりなど小さなことを

誰かに優しくされたことはなかった

そんなAに対して好きという想いがでてきた

俺は毎日Aに会うため教会に行った

グ「A」

「グリムジョー！来てくれたの？」

グ「あぁ、今日は土産があるぜ」

ほらよ、っと言って林檎を投げた

「わ！…っと！わぁい、林檎だ！これどうしたの？」

グ「ちょっとな」

「…ねぇ」

急にAが深刻な顔をし俺の手を取った

「…喧嘩したの？」

グ「生きるために必要なことをしただけだ、あっちから喧嘩吹っ掛けてきたからな」

そういうと悲しい顔をするA

「もうこんなことしないでって言ったじゃない」

グ「…」

「確かにわたし達はずっと１人で生きてきたよ？けど今は１人じゃない」

グ「…？」

「これからは２人で一緒に生きていこう？」

俺は驚いた

俺は１人だから誰かに必要とされていることなんか死ぬまでない

そう思っていた

グ「後悔しねぇのか？」

「しないよ、わたしはこの見た目で気味悪がられてそのせいで親に捨てられ周りの皆にもいじめらた、だからずっとここで１人でひっそり暮らしてひっそり死ぬと思ってた」

「けど、あなたはわたしのこと"普通の女"っていってくれた、それが嬉しかった…だから」

グ「わかった」

「え？」

グ「喧嘩しねぇ」

「本当？」

グ「あぁ、ただし」

「？」

グ「ずっと側にいてくれないか？…お前が好きだ」

顔が真っ赤になるA

「わたしも、グリムジョーが好き」

俺は初めて幸せを感じた