最高傑作の片割れは奇才へと変わった (ページ43)

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28、時は満ちたページ43

夜、ジーニストから電話が来た。

個性はどこまで伸びたかという話だった。

「炎の威力も以前よりは増していますが、今回のこともあって治癒特化型へのとなっています。」

ジーニスト『そうか。時は満ちたな。』

「はい。本当に行くのですか？」

ジーニスト『日本の平和のためさ。ルークワームも特に気にしなくていい。』

翌朝、エンデヴァーから合図され

午前8時半より極秘任務を遂行した。

極秘任務が始まり14回目の治癒後

焦凍から緑谷くんからの手紙について聞かされた。

これが私にも黙っていた最大の謎。

やっと焦凍を通してラストピースがハマったよう。

A組全体の空気は淀み散らかしている。

爆豪の隣に座ると立ち上がられるのでついて歩く。

焦凍『A、今は、』

焦凍に引き止められながらも彼女という立場なりに

彼の気持ちは支えたい。

爆豪『どこまで来るんだ？』

「爆豪、誰かに何か話したそうな顔してる。」

爆豪の部屋の前まで来てしまったが

部屋まで勝手に着いていくのは気が引けたので

入る直前に声を掛けられて少しホッとした。

爆豪『Aは、デクの事どこまで知ってるんだ？』

ドアを開けられ部屋の中までエスコートされる。

「手紙が届いたこととその手紙の内容は焦凍に聞いた。だから多分私も全部知ってることになるのかな？」

椅子に座らせられ、爆豪は

ベッドに座りながら窓の外を遠い目で見ていた。

爆豪『俺はな、個性の事もオールマイトから聞いて知ってたんだ。』

爆豪『3人の秘密だって、休み時間とかに休憩室で個性について話した事もあった。』

「そうなんだ。」

いつもA組に遊びに行っていた時、爆豪がいない時が

たまにあった。きっとその時だろうか。