最高傑作の片割れは奇才へと変わった (ページ15)

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10、B組破滅危機ページ15

職場体験の通話がきっかけで

私と物間を筆頭にB組はギクシャクしていた。

焦凍もいるし、でんぴ・爆豪と仲良くなった事もあり

私はA組に入り浸る事が多くなった。

日常になりつつあるが、焦凍の席の近くで

仲良くなったA組女子と話していたら

物間がA組の教室に入ってきた。アイツはちょくちょく

A組に喧嘩を売っていたのでみんな物間に警戒していたが

私の元へ一直線にやって来た。

物間『Aごめん。帰って来て！』

「え？」

物間は物理的に引き戻そうと私の腕を引っ張り

教室から出そうとしている。

「痛いやめて！爆豪！たすけて！！」

爆豪の腕を引くが、クラスメイトと仲良くしろよーと

流されてしまう。あまりにもA組から出ようとしなかったら

レイ子ちゃんの個性で外に出されてしまう。

物間『柳ありがとう！』

柳『貸し1ね。』

B組の教室に戻ると思っていたが、外に連れ出される。

「なに？」

物間『あの後考えたんだ。なんでAはA組に敵対心がないのか。』

「は？隣のクラスだし敵対心とか、」

物間『最初は弟がいるからだと思ってたんだ。でも轟焦凍に対してはしっかり敵対心はある。それは勝てないと思ってるからでしょ？』

物間の言い分としては、私が焦凍以外の人間を下に見ていて

ライバルと見るまでもないと思っていると考察している。

「違うね。私はあの職場体験で爆豪勝己にも勝てないと思ってるし、爆豪の幼馴染もなにか強さがあると思ってる。でんぴもそう。」

他の子は個性で戦った時がないし見た時もないから分からないが

みんなの事を舐めている訳では無い。

「あそこまで毛嫌いするのも無駄なエネルギーを使うんだ。」

物間『でも心の中では下に見られてるんだよ！』

物間はいつ焦凍に触れたか分からないが焦凍の個性を使ってきた。

「個性対決したいなら直接そう言えよ。お前の個性、喪失する前に決着つけてやる。」

頑固者2人の戦いが始まる。