最高傑作の片割れは奇才へと変わった (ページ34)

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物間『何言ってんだよ。』

「私も、私も救助行かなきゃ。」

物間を振り切って病室に戻り窓から外に出ようとしたが

点滴スタンドに躓(つまず)き顔から転んだ。

物間『お前wwなにww行方眩ませてギャグ磨いてたのか！』

腹を抱えて笑う物間に嫌気が差していたが

一佳ちゃんが看護師を連れて戻ってきたので脱出不可能に。

拳藤『廊下で暴れてたA組の爆豪がいきなり元気になったけどAなにかした！？』

物間『コイツ病院の床触って院内患者全員治癒したとか言ってたよ』

その後顔からコケてたけど！と無駄なことを付けて報告した。

看護師『お母様がお見えですので一度空けますがもう一度伺いますね。』

「え？」

焦凍が母にベッタリだったので特に話した記憶もない母親。

焦凍や父との事件の事くらいしか記憶にないので

少し身構えてしまう。

拳藤『そんなに構えないで。』

一佳ちゃんに手を握られ、物間も柄に無く私のそばに居てくれる。

母に促され、エンデヴァーの病室に向かう事になった。

私はきっとすぐ退院出来るからと

一佳ちゃんと物間は病室を片付けて待っててくれる。

エンデヴァーの病室の前に来ると

既に焦凍、冬美姉さん、夏雄兄さんがいた。

行方不明者になった事、ヴィランに匿われて逃げれなかった事

全て謝り父の病室の扉を開けた。