最高傑作の片割れは奇才へと変わった (ページ33)

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死柄木の所に着いた時は既に悲惨な現場だった。

遠隔で治癒が可能と言うことをねじれ先輩に伝えると

隠れて治癒してくれと今瓦礫の影に隠れ

ヒーロー達を勝手に治癒しまくっている。

それでも治癒が追い付かない状態が起きてしまっている。

あと、空中にいる人達の事は治癒出来ない。

エンデヴァー、焦凍、飯田くん、爆豪と先生方は治癒出来たが

空中戦の緑谷くんと、ベストジーニストは物に乗っているから届かなかった。

遠すぎるヒーロー達の治癒も届かず、自分の無力さを痛感する。

もう少しだけ近付こう。そう思い恐る恐る瓦礫から顔を出すと

どこから飛んできたのか脳無に引っ張られ

戦場の最中へ突き落とされてしまった。

運良くエンデヴァーに抱きとめられたが

もちろんみんな驚いている。

焦凍『今度は空からAが。』

爆豪『はっ！行方不明者は空から降ってくるのかよ！』

近くなったので良かった。

父を治癒すると同時にジーニストの事も治癒することが出来た。

エンデヴァー『お前、』

「死ぬ気で特訓させられたんだよね。部屋に引き篭ってさ。」

「クソ長男に。」

荼毘は知らん顔をしている。

ヴィラン達は脳無に大暴れさせて

その脳無達に乗りその場を去って行った。

近くにいる人達は私の治癒を施してあるが

届いていなかった人優先で病院に運ばれ

私含めヴィランと戦っていた人たち全員が緊急搬送された。

搬送中、ヴィランに匿わられてた時にまともに寝れなかったせいか

睡魔に襲われ眠ってしまった。

「うわ！今何時！！」

飛び起きると若干引き気味の一佳ちゃんと爆笑してる物間が居た。

物間『ずっと寝たきりだったのに目覚めて1番それは…あはははは』

拳道『ま、まあ元気そうなら良かったよ。先生呼んでくる！』

左腕に刺さった点滴を見てから物間に全てを聞く。

ほぼ1日ずっと寝てた事、物間・一佳ちゃん以外は全員住民の救助に向かっている事、病院にいる人でほぼ無傷は私だけという事。

「私の治癒は失敗だったって事？」

物間『治癒された後も戦ったんじゃない？』

ベッドから出て廊下を歩き今まで通り動けるのを確認して

床を触る。

物間『どうした？今度は建造物の治癒とか言い出さないよな？』

「…病院内全員治癒させといた。」

物間『は？』

「あの野次馬全員ヒーローに対してだよね？物申したいけどいいかな？」