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涙も止まり、ようやく落ち着いてきた
トド松さんがパンッと手を鳴らす
ト「よしっ皆、ご飯食べよっか!」
松「おー!」
・
今日のおかずは唐揚げだった
お「…Aちゃんって本当に少食だよね」
『そうですか?』
大皿に山のように積み上げられた唐揚げ。唐揚げの富士山や!と思いながら、私はそれを3つ取って自分の皿に乗せて食べた
チラッと見ると、おそ松さんは既に10個くらい皿に乗っけてあるし、十四松さんなんて数えきれない程の量の唐揚げを口に入れている
松野ファミリーに入ったその日から、皆さんがちょっと尋常じゃないほどよく食べるというのは知っていた
………いや、成人男性だし唐揚げ10個は普通なのかもしれない。父親がいないから知らないだけで、そのくらいは食べるのかも
ト「もーっもっと食べないとダメ!はい、僕のあげるから!」
カ「俺のもやる。今日は疲れたろう?」
十「僕のもあげるー!」
『ムグッ』
十四松さんが私の口に唐揚げを突っ込む。いや、美味しいし可愛いから許すけど←
一「…ん」スッ
チ「ぼ、僕のも食べていいよ//」
お「お兄ちゃんのもあげるー!たんとお食べ♪」ニッコリ
おそ松さんの笑顔だけ真っ黒なのは気のせいだろうか←
皆さんが一個ずつ自分の唐揚げを私の皿に乗っけた。合計9個だ
正直あまりお腹は空いてないし、少食なのも普段動かないせい
でもせっかく貰ったんだし、頑張って食べよ
カリッと一口食べる。うん、やっぱ美味しい
トド松さんの料理は絶品なんだよなぁ
…圧倒的女子力、恐るべし末弟……
・
『う…』ゲッソリ
ト「だっ大丈夫…?(汗)」
カ「す、すまない。俺が無理に唐揚げを…」
お「流石に、女の子が唐揚げ9個はキツイよな…」
お腹を押さえてソファにうずくまる私に、皆さんが心配そうに声をかける
一「腹痛い?」
首を横に振る。いや、違うんだ。痛くはないんだ
『胃もたれした……』
胃腸薬…確か部屋の机の上に置いてあるはず……くそ、遠い…!!
十「わっせ!わっせ!Aちゃん、机の上に胃腸薬あったから持ってきたよー!!」
『神…!!』←
神が降臨しておる…いや、天使か
私は感謝する。十四松さんを生んだお母さんに、十四松さんを構成する全ての細胞に、十四松さんが存在するこの宇宙に…!←←
おっとこれくらいにしておこう、永遠に続くぞこの感謝←
私はありがたく天使から薬を受け取った
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vqtamane(プロフ) - 狼さん» そうです! (2016年11月12日 17時) (レス) id: 15a0daf26d (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - vqtamaneさん» もしかして、「言の葉の庭」ですか?? (2016年11月12日 17時) (レス) id: 58930f1021 (このIDを非表示/違反報告)
vqtamane(プロフ) - 狼さん» そうなんですか!私はあるアニメで知りました。 (2016年11月12日 15時) (レス) id: 15a0daf26d (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - vqtamaneさん» 本当ですか!ありがとうございます!!これからもよろしくお願い致します!私もあの詩大好きだったんで、ちょっと使わせていただいたんですwちなみに万葉集です! (2016年11月12日 9時) (レス) id: 58930f1021 (このIDを非表示/違反報告)
vqtamane(プロフ) - とても面白いです!あの 詩、大好きです! (2016年11月11日 22時) (レス) id: 3c6805cf87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狼 | 作成日時:2016年8月25日 19時