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〜おそ松side〜


帰ってきた俺はAちゃんが部屋に戻り、眠ったのを確認した


そしてリビングに向かう。リビングには、弟達がいつにも増して殺気立った様子でソファに座っていた


お「じゃあ行こうか」


その言葉を合図に、俺達は夜の闇に足を踏み出す


俺達は手紙が来てからの一週間の間、夜月ファミリーのことを調べていた


トド松がハッキングして調べたところ、吉川輝樹が所属していた夜月ファミリーは、そこそこ強いマフィアだった


そして、Aちゃんを仲間にしようとしている事も書かれていたらしい


夜月ファミリーは今もまだAちゃんを狙ってる。誘拐されてしまうかもしれない


そうなる前に今夜、俺達は夜月ファミリーを潰しにいくことを決めていた


今日のAちゃんの言葉を聞いてわかった


俺達はきっと、誰よりもあの子が大事なんだって


怖かったはずだ。Aちゃんは一人で工場に向かったし、俺達は後からついていくことを伝えなかった


なのにあの子は、震えながら俺達の事をあんなにも懸命に伝えていた


誰よりも愛しいあの子は、俺達の手で絶対に守る。俺達はそう誓った


アジトであるビルを見上げ、それぞれが配置につく


お「一匹たりとも逃がすなよ」


松「了解」


トド松がビルの壁を爆弾で破壊。拳銃を構え、静かに先を見据える


Aちゃんを狙ったこいつらへの怒りを、1つ1つの弾丸にこめる


ふと思った


俺はいつからこんなにも、あの子が大事になったんだろう


会ってまだ一ヶ月ほどしか経っていないのに。どうしてこんなにも愛しいんだろうか


ーーーーーー初めてあの子を見たとき、正直あまり良い印象ではなかった


鋭い目付きに無愛想な態度。むしろ関わりにくい子だったはずなのに


………ああ、そうだ。あの子が初めて笑った時だ。俺らがあの子に家族だって伝えた、その瞬間あの子は花が咲くように笑ったんだ


可愛いなって思ったの、よく覚えてる


俺は苦笑した。笑顔1つでここまで落ちた俺って軽い男だなー


でもそれくらいあの子の笑顔は見たことがないくらい純粋で裏がなかった


鋭い目付きも幾分か柔らかくなって、無愛想な態度もただ不器用なだけだったんだって知った


カ「おいbrother、余所見するなよ」


お「ああ、ごめんごめん。…っと、ここかな、ボスの部屋は」


Aちゃんのことを考えてたら、もうビルの最上階だ


自分でも気づかなかったが、辺りは血の海と化している


俺は目の前の扉を蹴っ飛ばした


ごたいめーんってか?

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vqtamane(プロフ) - 狼さん» そうです! (2016年11月12日 17時) (レス) id: 15a0daf26d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - vqtamaneさん» もしかして、「言の葉の庭」ですか?? (2016年11月12日 17時) (レス) id: 58930f1021 (このIDを非表示/違反報告)
vqtamane(プロフ) - 狼さん» そうなんですか!私はあるアニメで知りました。 (2016年11月12日 15時) (レス) id: 15a0daf26d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - vqtamaneさん» 本当ですか!ありがとうございます!!これからもよろしくお願い致します!私もあの詩大好きだったんで、ちょっと使わせていただいたんですwちなみに万葉集です! (2016年11月12日 9時) (レス) id: 58930f1021 (このIDを非表示/違反報告)
vqtamane(プロフ) - とても面白いです!あの 詩、大好きです! (2016年11月11日 22時) (レス) id: 3c6805cf87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年8月25日 19時

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