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『え…』


痛みはない


カシャンッ


輝「ぐっ!」


男の手には拳銃が握られていなかった。手を押さえてうずくまっている


男の拳銃は、遠くに転がって鈍い光を放っている


え、何…どゆこと?


お「全部聞かせてもらったよ。嬉しいこと言ってくれるじゃないのAちゃん」


『お、おそ松さん』


穏やかな笑みを浮かべるおそ松さん


私の目にジワリと涙が溜まった


おそ松さんは私の体を包み込む。逞しい腕が背中に回ったその瞬間、何かが決壊したかのように涙が溢れ出てきた


私もおそ松さんの体に腕を回した


『聞いてたんですか…』


チ「全部ね」


『あ…』


後ろを見ると、他の五人も私を見つめていた


ト「もう大丈夫だよ」


トド松さんが私の頭を撫でる


十「スッゴイ嬉しかったよAちゃん!ありがとー!」


一「アイツぶっ殺していい?」


一松さんは男に銃を向けている


お「まーだ」


カ「さてと、Aがあんなにも俺達を信用して言ってくれたんだ」


お「俺らもちゃんとそれに応えなきゃね。…俺らの大っ事なこの子はテメェなんかに渡さねぇよ(殺気)」


おそ松さんからゾッとするような殺気が溢れ出す


男は自分の最期を悟ったかのように、先程の私と同じく目を閉じた


『ま、待って!』


お「え?」


私は引き金を引こうとするおそ松さんを止める


『あの…』


輝「…?」


『貴方は、本当に私の兄なんですか』


男はゆっくりと口を開く


輝「…いや、違う。俺はお前の兄じゃない。ボスの命令だ」


『そうですか…』


ならあの写真は合成か何かか


パァン!


おそ松さんの銃から弾丸が飛び出す


男の額から赤が飛び散る


ーーーーーー終わったんだ

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vqtamane(プロフ) - 狼さん» そうです! (2016年11月12日 17時) (レス) id: 15a0daf26d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - vqtamaneさん» もしかして、「言の葉の庭」ですか?? (2016年11月12日 17時) (レス) id: 58930f1021 (このIDを非表示/違反報告)
vqtamane(プロフ) - 狼さん» そうなんですか!私はあるアニメで知りました。 (2016年11月12日 15時) (レス) id: 15a0daf26d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - vqtamaneさん» 本当ですか!ありがとうございます!!これからもよろしくお願い致します!私もあの詩大好きだったんで、ちょっと使わせていただいたんですwちなみに万葉集です! (2016年11月12日 9時) (レス) id: 58930f1021 (このIDを非表示/違反報告)
vqtamane(プロフ) - とても面白いです!あの 詩、大好きです! (2016年11月11日 22時) (レス) id: 3c6805cf87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年8月25日 19時

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