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血に塗れた廊下を歩く。辺りに充満する甘ったるい香りに堪らず顔をしかめた
ト「大丈夫?」
『大丈夫です…』
すると、トド松さんの手がスルリと私の右手に絡まる
ト「僕がついてるからね」
チ「ぼ、僕も」
チョロ松さんも私の左手を握ってくれる
『ありがとうございます』
二人の体温は暖かくて、私はすっかり安心してしまった
廊下を曲がり、階段を下りると玄関ホールに到着した
お「おーっす…って何!?何で手繋いでんの!?お兄ちゃんも繋ぎたい!」
ト「いーでしょー」
チ「//////」
十「いーなー!」
皆さんの近くに歩み寄ると、後ろからおそ松さんがギューッと抱きついてきた
お「弟二人にAちゃん取られんのヤダ」
子供か。てか何で私だよ
チ「もー、まぁとにかく仕事終わったんだし帰ろうよ」
ト「そうだね」
外は爽やかな夜風が吹いていた。この風が、この血生臭い匂いも何処か遠くへ運んでくれるような気がして、心地好かった
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vqtamane(プロフ) - 狼さん» そうです! (2016年11月12日 17時) (レス) id: 15a0daf26d (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - vqtamaneさん» もしかして、「言の葉の庭」ですか?? (2016年11月12日 17時) (レス) id: 58930f1021 (このIDを非表示/違反報告)
vqtamane(プロフ) - 狼さん» そうなんですか!私はあるアニメで知りました。 (2016年11月12日 15時) (レス) id: 15a0daf26d (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - vqtamaneさん» 本当ですか!ありがとうございます!!これからもよろしくお願い致します!私もあの詩大好きだったんで、ちょっと使わせていただいたんですwちなみに万葉集です! (2016年11月12日 9時) (レス) id: 58930f1021 (このIDを非表示/違反報告)
vqtamane(プロフ) - とても面白いです!あの 詩、大好きです! (2016年11月11日 22時) (レス) id: 3c6805cf87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狼 | 作成日時:2016年8月25日 19時