イケメンマネージャーは男前。【HQ】

36 昼休みという名の説教 ページ37

澤村｢……A？お前はなぜ窓から飛び降りたんだ？｣




ん？と、一見笑っているように見える澤村先輩だが、ものすごく怒ってらっしゃるのが分かる。


笑顔がめちゃくちゃ怖い。





今朝、窓から飛び降りたのが、澤村先輩と菅原先輩に何故かバレていた。

そして昼休みになるなり直ぐに2人が、私の教室に現れて、澤村先輩に私は米俵のように肩に担がれた。




で、現在、屋上に連行されて、正座で説教を受けています。




菅原｢……ダンマリかな？｣




菅原先輩もめちゃくちゃ怖い。






『……て、テストの点が悪くて言い訳が思いつかなかったからです』

澤村｢…何点だったんだ｣

『………………9点です』

菅原｢……それは10点満点？｣

『…100点です』





2人とも頭を抑えて固まる。

そして、はぁ…と大きなため息を吐かれてしまった。




菅原｢A賢そうに見えるのに…｣

澤村｢ちなみになんの教科だ｣

『…数学です』

澤村｢そうか。だけどな、A。悪い点を取ったお前が悪いのは分かってるよな？｣

『…………ハイ』

澤村｢ならもう二度と窓から降りたり教師から逃げたりしないな？｣

『………』

澤村｢………A？｣

『ひっ！！しません！！』

澤村｢……ならよし。スガ、あれをやれ｣

菅原｢はいよ｣




ほい、と手渡されたのはコーヒー牛乳だった。

恐る恐る澤村先輩たちの顔を見ると、もう怒ってないようで、ニコニコとしている。





『…ありがとうございます』

澤村｢もう二度とすんなよ？｣

『……はい』

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