7cut ページ8
『じゃあ14時に駅前で
また後でね〜
って忘れてた!!
連絡先教えて!一応ね!
あと・・・名前!名前も聞いてなかった
遅れちゃったけど私はAA』
「俺は赤葦京治って言います。」
『あかしって苗字かっこいいね・・・!
とりあえず、またあとで!』
美味しいパフェが食べられるカフェの予約の時間はあと3時間後とかだったことと、Aさんはバイト終わりで俺は部活終わりだったこともあり一度帰宅してもう一度駅に集合になったが・・・
正直、家まで帰る途中彼女と何を話そうかとか彼女のことで頭が一杯だった。
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あまりにも緊張しすぎて集合時間の30分前についてしまった。
『あかしくん、お待たせしました!』
そう言ってやてきた彼女はバイトの時と雰囲気が違って何というか・・・綺麗だった
「こんにちは。
いえ、全然待っていないので大丈夫です。」
『とりあえず電車乗って近くまで行きましょうか〜』
「あの・・・。
敬語やめませんか?俺は高校生ですし年下ですから・・・
なんというか敬語ではない方がありがたいというか。」
『そっか〜
じゃあ、極力敬語使わずに喋るよう心がけます!』
そう言った彼女はやはり可愛かったけれどどこかいつもと雰囲気が違ってとても不思議な感じがした
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『とりあえず駅にはついたけど、予約までまだまだ時間あるね〜
どうしよっか。』
「俺はあんまりこういう所詳しくないのでAさんにお任せしてもいいですか?」
『そういえばさ、あかしくんも私のこと下の名前で呼んでよ
あかしくんに敬語使わない代わりにね!ね!
なんか苗字って堅苦しくない?』
一瞬彼女が何を言っているのかわからなかったが、とりあえず冷静を取り戻し返事をした。
「あ・・・。はい。
では下の名前で呼ばせてもらいますね。
あとさっきから気になってたんですけど俺、あ・か・あ・しです。」
『????え!!!あ・か・し じゃなくて あ・か・あ・し なの?
ごめんなさい!人のしかも年下の子の苗字間違えるなんて・・・
あんまり聞かない苗字だし本当にごめんね・・・。』
一瞬にして表情が曇るAさんはとても可愛くてついクスッと笑ってしまった。
『なんで笑うの??真剣に申し訳ないって思っただけなのに・・・』
「なんというか、今まで苗字が読めないとか間違って覚えられる事よくあったんですがここまで落ち込む人初めて見たなーって。」
そんなところがたまらなく愛おしい
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水無月のぞみ - 終わり方が中途半端だね。幸せにならないと終われない! (2月3日 14時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なが | 作成日時:2021年1月14日 1時