赤葦君が年上の大学生に一目惚れする話 (ページ24)

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一人暮らしだし、予想はしていたがいざその状況が目の前になるとどうしたらいいのかわからなくなる

「俺は大丈夫ですよ。

何もしません。

Aさんが嫌だったら

床ででも寝れま『それはだめっ！！』

予想していたかのように食い気味に断られた

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とりあえず、お互い納得して布団に入ったもののこの胸の鼓動は治らない

背中合わせで寝る体制を取っているもののAさんの香りがする訳で

これがあと2回続くのは心臓に悪い

『ねぇ京治くん。

私、実はそっち向かないと寝れない・・・』

「ん・・・？

あぁいいですよ、俺は気にしませんよ

なんなら俺を抱き枕にしてくれてもいいです」

『だっ抱き枕なくても寝れるもんっ！！』

「じゃあ、俺抱き枕ないと寝れないんで

抱き枕になってくれませんか・・・？」

『なっっ・・・

イイデスヨ・・・』

断られる覚悟で冗談っぽく言ったのにOKされてしまい、ありえないほどに心臓がバクバクしている

いつも一緒に歩いているとそこまで小さいとは感じないけどこうして抱きしめてみると意外と小さい

抱きしめたことと、お風呂に入ったことから彼女の香りがより一層香って

俺は生殺しという言葉の意味を初めて理解した

俺が考えすぎていたら、スースーという可愛い寝息が聞こえてきた

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どこからともなく甘い匂いがして目が覚めた

『おはよ～

よく眠れた？

今、朝ごはん作ってるよ

飲み物は牛乳か水か紅茶しかないけどどれがいい？』

「おはようございます。

おかげさまでよく眠れました。

Aさんと同じのでお願いします」

『何それ・・・

今お湯沸かしてるから紅茶にするね！！』

「朝ごはんパンケーキですか？

女子って感じですね。」

『・・・その、ね？

いいところ見せたいというかね？

京治くんといい朝を過ごしたいな～って』

と最後は消え入りそうな声で言ってくる彼女

そう言ってまた、朝ごはんの準備を初めてた

この生活がいつまでも続けばいいなと

この時間が永遠であればいいなとありきたりなことを俺は思った

『でね、ここはここ見てみて・・・』

順調に俺の勉強は進んでいき、俺が解いている間はAさんも自分の課題をこなしていた

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全科目この三日間の勉強お泊まり会で復習し終わりついに月曜日の朝を迎えた

『いってらっしゃい！』

「いってきます。
ありがとうございました

後で荷物取りに来ますけどね」