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今日も勿論、朝練がある。
しかし今日はいつもと違っていた。
いつものように朝起きて朝ごはんを食べて電車に乗って梟谷に登校するのは変わらない。
俺は昨日、恋におちた
一目惚れだった
寝て起きたら夢だったかのように彼女のことを忘れているのではないかとも思ったがこの気持ちは全く変わらなかった。
平常心を保て赤葦京治。
いつも通りのポーカーフェイスで無事に朝練を乗り切るんだ。
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放課後
授業には全く集中できなかった。
たった数分同じ空間にいただけ。
たった数秒彼女の声を聞き彼女を見ただけなのに・・・
彼女からしたら俺は大勢のお客さんのうちの一人で、顔どころか来たことさえ記憶に残らないような存在だろう
わかっていても恋というのは恐ろしい
こんなにも自分の感情のコントルーができなくなるなど思ってもいなかった。
なんとか平常心を保とうといつもよりもバレーに集中していた
「お!?あかーし!!!今日はいつもより気合入ってんなあ?」
「そうですか?至って通常通りだと思いますけど。」
「今日も自主練付き合ってくれるよなあ?な!!あかーし!!!!!」
「はいはい。わかってますよ。」
とは言ったものの練習中も頭の片隅には彼女の笑顔が顔を覗かせていた
今日もいるのかな
会いたい
彼女の声を聞きたい
彼女の笑顔を見たい
木兎さんとの自主練が終わったら今日も行ってみようかな
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水無月のぞみ - 終わり方が中途半端だね。幸せにならないと終われない! (2月3日 14時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なが | 作成日時:2021年1月14日 1時