cheese cake ページ18
昨日告白して?されてとうとうAさんの彼氏という肩書きを得た
しかし、今の俺は春高を控えているわけで恋にうつつを抜かしている暇はない
つまりは今日も明日も練習があるわけで正直彼女ができた実感がない
そう言ってはいるものの、Aさんに意味もなく電話をかけたりLINEをすることができるのは嬉しい
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「おはようございます」
「「「はよ〜」」」
今日も朝早くから練習。練習。練習。
春高は東京でやるし、Aさんが来てくれないかな。
なんて思いなが練習をしていた
休憩してお昼ご飯を食べていた頃、突然木兎さんが
「あかーしさ、なんかいいことあった?
今日なんかよくわかんね〜けどなんかいい感じだな!!!」
「確かに今日の赤葦なんかいつもより柔らかいな」
俺的には普通にしていたつもりだったが顔や雰囲気に出ていたのだろうか。
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少し一人になりたくて中庭に来た。
ここは土日のお昼は全く人が来ない穴場だ
練習が思うように行かなかった時や頭を冷やしたい時よくここにくる
そんなことを考えていたら彼女からLINEがきた
『今、お昼かな?
今日バイト早く終わると思うから駅から一緒に帰らない?』
なんの変哲もない彼女の一文でひどく浮かれている俺がいる
「18時くらいには終わると思うので是非。」
と返すと彼女から可愛らしい猫のスタンプが送られてきた
猫じゃなくてフクロウがよかったな・・・なんて少し思ったのは誰にも言えない
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「お待たせしてしまい、すみません」
『全然待ってないし、赤葦くん部活頑張ってるんだから遅くっても気にしないって
さっきバイト先で余ったケーキとクッキー貰ったんだけど、家で一緒に食べない?』
「ありがとうございます。
正直そんな風に言ってもらえると嬉しいです。
・・・・あの、Aさんの家お邪魔してもいいんですか?」
『大丈夫だよ〜
一人暮らしだしさ!』
「あれ?上京ってわけでもないですよね?
Aさん音駒に通ってたんでしょ。」
『そうなんだけどね、話せば長くなるよ〜
高三の2月ぐらいかな・・・お母さんおばあちゃんの介護で実家もどちゃってるの。
で、もともとお父さんは単身赴任だったし、大学生になるから一人暮らしでも大丈夫でしょって事で現在は一人暮らしをしています。』
「なんで最後敬語になってるんですか。」
『ほらほら、ここ私の今のお家
掃除は好きだから一応綺麗だとは思うけどそんなに期待しないでね』
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水無月のぞみ - 終わり方が中途半端だね。幸せにならないと終われない! (2月3日 14時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なが | 作成日時:2021年1月14日 1時