赤葦君が年上の大学生に一目惚れする話

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あの後既読はついたものの結局、彼女からの返信はなかった




春高予選が近づき、部活も忙しくなりさらに木兎さんとの自主練の量も増えケーキ屋さんが空いている時間に行くことができなくなっていった

正直水曜日だけは木兎さんの自主練を断ってケーキ屋に駆け込みたかったがそれは叶わなかった




彼女とは時々LINEをしているが彼女もレポートやら授業やらで忙しいようでうまく時間が噛み合わない

それはそうだろう

あっちは大学生で俺は高校2年生だ







ある日俺はいつも以上にたまらなく彼女に会いたくなった

俺があの人の彼氏だったらなんの理由もなく彼女の家に押しかけたり、寝るまで電話をしたりすることだってできるのに・・・・

今の関係では何かきっかけがなければ彼女と会うのが躊躇われてしまう






きちんとけじめを付けよう






俺は春高予選を突破したら彼女にこの気持ちを伝えようと心に決めた

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