school caste 215. ページ4
Sawazaki said.
『……終わったね、花火』
フィナーレが終わり、空には煙だけが漂っている様に見えた。
彼方「……っはぁ…文化祭終わったら受験だよ受験」
『何処受けんの？』
彼方「都会の方とか？」
『……ふぅん』
私はそう返してそっぽを向くと、急に握られていた手に力が込められた。
彼方「何、遠距離になるのが不安なの？さっきまではもしかしたら外国に行ってたかもしれないのに」
『別に？』
何かからかわれてる気がして彼方の方を見ないで言うと、そっと頬に手を伸ばされたかと思うとそのままそちらに向けられる。
彼方「っwww」
『〜……っ』
クスクスと笑う彼方にムカついて私は彼方の手を振り払うと、またそっぽを向いた。
彼方「心配しなくても大丈夫だから。何なら同居とかもアリだし？」
『……それは誠が許さないと思うけど』
彼方「えー、そしたらちゃんくろどうなるの」
『あー……』
彼方「だからその時は何が何でも連れてくから安心して」
そう言って笑う彼方に負けたな、と思って頷くと、彼方は立ち上がった。
彼方「それじゃ戻ろ。ほら」
手を差し伸べてくれる彼方に私は微笑んでそっと手を重ねると、勢いよく引っ張られて抱き締められた。
彼方「……最後にキスだけしてもいい？」
そう聞かれて私は溜息をつくと、
『……１回だけだよ』
と返すとありがと、とだけ言われて唇を重ね合った。
彼方「ん、満足」
『はいはい』
その後は屋上から降りて、最上位の教室に戻った。
棗「あ、A！そらるん！」
誠「ちょっと棗ー？言った傍から離れないのっ」
棗「ま、誠君……?!」
誠「呼び捨てにしろって言ったじゃん」
そこにはイチャつく棗と誠の姿があった。
彼方「……な、何してんのお前ら」
誠「見て解んないのー？イチャついてるんですけど。そっちだってさっきまで屋上でイチャついてた癖に」
『「?!」』
棗「……ごめんそらるん、A。誠く……あ、えと！…誠はね」
誠に凄い目付きで睨まれた棗は肩を窄めて、驚きの一言を言い放った。
棗「………誠は、態と悪役を演じてたの」
『……え？』
誠「双子でも気付かない事ってあるんだよなぁ。どうだった？俺の演技」
棗「……実は、わしと誠と誠のお父さんとお母さんと……後は他の最上位のメンツと……グル組んでました」
そのセリフに、私と彼方は驚愕するしかなかった。
『「……はああああああああああ？？！！？！」』
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れいな(プロフ) - NANAさん» 仲良くみんなで暮らしてる姿想像するとニヤニヤ出来ます(( これからも頑張って下さいね！！ (2019年5月22日 0時) (
レス) id: 85f4912cff (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 桜餅@そらなーさん» 初コメ有難うございます！はわわ、一気読み？！？？？！こんなに長いのに？！？？？！自覚はしてます！←センラさんの変態具合は作者も声を押し殺して笑いながら書いてます(笑)更新頑張りますので最後まで御付き合い下さい…！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ねね@猫まるさん» あああまさかの一気読みですか？！？？？！こんな長ったらしい作品を読んで頂き有難いです……！誠君は何か可愛い所あって読者の皆様に人気なんです(笑)更新頑張りますので最後まで御付き合い下さい…！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - れいなさん» 有り難うございます…！本当ですか？！いやぁ同棲させて良かったなぁと思ってます…！そう言って頂き作者はとても嬉しいです。そしてリビングで駆け回って犬に変な目で((ry (2019年5月21日 20時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - (初コメ失礼します)(今更とか言わんd)すごく面白くて最初から全部読んできました…！個人的にセンラさんの変態具合が好きです()、これからも更新頑張ってください…！！ (2019年5月8日 17時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NANA | 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月9日 23時
