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【入間銃兎】



銃兎「なぜ・・・?」


部下に呼ばれた彼はいつものように現場に向かいます


警察「おい、はやく車に乗れ」


いつものように彼は左馬刻を連れて、警察署の留置場へ連れていこうとしますが、


銃兎「あとは私が───」


左馬刻さんに手錠をかけようとする彼の手首を握った貴女は、ぎりっと彼を睨み上げます


『左馬刻さんば何も悪くありません!』

銃兎「・・・なぜ

なぜ貴女はいつも左馬刻の味方なんですか?」


彼の声が震えています。いつもキリッとした彼が目尻をさげている様子は、怯えた兎さんと錯覚してしまいます


銃兎「初めてお会いした時も、今も、貴女は左馬刻のことばかり」


初めてってことはどこかの工場の倉庫で左馬刻さんがからまれていた時のことを言っているのでしょうか


警察「入間さん、彼女も加害者のようです。連れていきますか?」

銃兎「いいえ。彼女はこれから取り調べがありますので(もう我慢の限界だ)」


え?と驚くのも束の間、水族館の出口に連れて行かれます


銃兎「取り調べを始めます。左馬刻と何をしたんですが?」

『えっと』

銃兎「もう一度言うぞ。しょっぴかれたくなかったら左馬刻とどのコースを通って、何をしたのかを全て俺に教えろ」


貴女からいつも見えていた紳士な彼は消え、傲慢で恐ろしい彼に変わってしまいました


銃兎「まず、手か?」


赤い手袋をはがした彼は貴女の指を一本一本いやらしく絡めていきます


「入間さん!手袋ははめたままでも」

銃兎「何言ってんだ。左馬刻がやったことを俺が上書きしているんだからこれくらい当たり前だろ

キスはもうしたのか?」

『』


突然、そんなことを言われるのでうから固まって当然です


銃兎「その間はなんだ?

そういえば、いつもは左馬刻のことを碧棺さんと呼ぶのに今日は左馬刻さんだったな」


首から頬へ彼の生暖かい手があがってきます。彼は唇に一点を起き、そのまま見つめながら


『っ!んっ』


触れるだけのキス

ではなく上唇を噛む長いキス。彼は満足するまで唇を離しません

いざ、離すと貴女は彼よりも先に口を開きます


『初めてなのに・・・』

銃兎「・・・は?」

『碧棺さんとキスなんかしてないもん!命令で名前呼びにされただけだもん!』


そう叫んで貴女は走り出してしまいます。



取り残された彼は「は・・・?」と遠い目です


銃兎「マジかよ・・・」




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Silvia Silvermoon(プロフ) - 1番乗り〜Yeah(^^♪ (2021年5月8日 12時) (レス) id: a4f679c1cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真灯 | 作成日時:2021年5月8日 9時

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