【ヒプノシスマイク】ブラックな監視役 (ページ21)

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【飴村乱数】

友達「ナミ～あの子可愛くない？」

乱数「やあやあ！帝銃や幻太郎とも上手くいってるようだね～」

女友達とシブヤを歩いていたところで、彼に出くわしてしまいます

気にせず足を進めていると、しびれを切らした彼に腕を持ってかれます

乱数「聞こえてるんでしょ～？無視しないでくれるかな～？」

『･････』

乱数「ｲﾗｯ石みたいに話さないんだなお前。もしかして、ずっとそんな性格なの？」

『･････』

乱数「スルーしないでくれる？ボクが怒ってるみたいじゃん」

話し掛けられても罵られても貴女は飴村乱数を無視し、歩き続けますが彼はずっと後を追ってきます

乱数「ねぇねぇお姉さん☆可愛いね～♪今度ボクがデザインしたドレスを着てほしいな！♪」

友達「え！？私！？」

貴女のことを諦めた彼は、友達に手を出し始めました。しかし興味のない貴女は『じゃあ、また後で』と友達と別れます

乱数「おい、まだ午前中だぞ？それなのに友達と遊ばず帰るわけ？」

『用は済んだから』

乱数「は？」

『別にそこまで親しくないから長く一緒にいる必要なんてない』

乱数「ふぅ～ん、なるほど♪お姉さんの配属でボクたちの監視役なんでしょ？」

──だから、あのお姉さんたちと所属が一緒なことをバレないように戸籍を偽って、ふつーの一般人らしく"決められた"相手と過ごしてるわけか

乱数「彼女は本当の友達じゃないってわけだね！ボクの推理どう？サイテーなお姉さん♪！」

『･････

最後のは訂正してほしいわ』

乱数「は？だって本当のこ『バガ言わないで

･･･好きでこんなことやってるんじゃないの』」

はあ、と嘆息をはいて地面を見つめる貴女に彼はキョトンと目を丸くします

乱数「はあ！？なに変なこと言ってんの！？」

『そうね。変なこと呟いたわ。さっきのは忘れてちょうだい』

乱数「はあああ！？余計意味わからないよ！！」

プンスカ怒る彼を差し置いて、貴女は歩き去ってしまいました。取り残された彼は

乱数「俺と同じだって言いたいのかよ･･･！」

飴をガリッと噛み砕きました

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