summer song . (ページ24)

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それからと言うもの

変に萩谷くんを意識してしまう自分もいて。

でも、至って彼はいつも通りで

前と変わらず私には冷たかったりする。

…好きになんてなるはずない

ってなんでこんな女子高生みたいなこと考えてんだろうと自分で突っ込む。

安井「ってことで！今年も夏恒例の合宿があるから！」

夏休みの1週間、安井先輩の知り合いの別荘を借りて

コンテストに向けて練習するらしい。

莉愛「肝試ししたり、バーベキューしたり、海行ったり、息抜きもするからめちゃくちゃ楽しいんだよ」

とキラキラした笑顔で言う莉愛。

遥「莉愛先輩はやっぱりビキニですか！？」

莉愛「そうそう！！新調したから着るの楽しみだなぁ～～」

遥「…先輩、私のも選んでください！！」

莉愛「いいよ、いいよ！一緒に行こう！」

遥「今年は頑張りたくて…」

莉愛「任せといて！！」

なんて舞い上がる二人を横目に

水着なんて、いつから来てないんだろ…なんて考えてた。

莉子「Aは？どんなの着るの？」

「へ…いや、持ってなくて…」

桜「じゃあ！買いにいこ！せっかくの夏だよ！楽しまなきゃ～～！！」

と、押しに弱い私は

先輩たちとショッピングセンターへ。

「む、む、むりです！！！」

先輩たちが持ってくるのは
どれも露出度が高いものばかり。

下着じゃん！と思ってしまう

莉子「え～～、似合うと思うんだけどなぁ」

桜「じゃあ…これは？」

桜さんが持って来てくれたのは

白いレースでワンピース風の水着

「こ、これならお腹も見えないし、いいかもです…」

莉子「じゃあ、決定～～！！！」

そのあと、先輩たちとカフェに入って

彼氏もちの2人の恋話を聞いていた。

ふたりとも綺麗で可愛くて優しくて、いいなぁ。

彼氏さんもしあわせだろうなぁと思った

桜「ていうかさ、遥が、頑張りたいって言ってたじゃん？誰か気になる人いるのかな？」

莉子「たしかに！！誰だろう～！」

桜「遥、萩ちゃんとか仲良いよね？」

確かに、よく話しをしてるかも。

……あれ？なんかちょっと気になってる…？

…いや、まさかまさか…ないないない

莉子「Aは？気になってる人とかいないの？」

「い、いないです！！」

桜「そっか～～！でも、いつでもお姉さんたち相談のるから！」

莉子「ラスト合宿、楽しむぞ～～！！」

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