summer song . (ページ23)

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動かない私を見て、
大爆笑している萩谷くん…。

「笑いすぎ…。もういいから先帰ってて…」

萩谷「このまま、動かなかったらどうする？」

なんて意地悪そうに言われる。

カチンときて、無理やり動いてみる

けど思うように動かなくて

机にぶつかったり、イスにぶつかったり。

萩谷「……ダサすぎ。」

少し笑いながら

ほら。と差し出された手

なかなか手を取れないでいると

萩谷「ほんと可愛げないね」

私の手をグイッと引っ張ってくれる。

繋がれた方の手がジンジンするのは
まだ痺れているからだろうか

「も、もう大丈夫…！」

萩谷「ん、？」

「手……、ありがとう。」

と、離そうとすると

ギュッと力を入れて握られる。

「ちょ、離してよ、、勘違いされるし…」

あなたのこと好きな女の子は
たくさんいるんだよ！！

目、つけられたりしたら私やっていけない！！

萩谷「俺は別にいいけど…？」

「は、はぁっ？」

彼に翻弄されてる気がする。

「わ、私が困るから…！！」

萩谷「なんで困るの？好きな人でもいんの？」

「い、いないけど…」

萩谷「…まぁいいや」

そう言って、手を離して帰っていく彼

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