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美勇人 「A…ほんとに大丈夫？！」
諸星 「俺、まだ死にたくないんだけど…！」
真田 「まだ、やり残したことたくさんある」
莉愛 「あぁ、新しい水着着たかったなぁ」
桜 「か、彼氏に連絡しとこうっ…」
「う、うるさい〜〜！！！大丈夫だから！！」
いよいよ今日から合宿。
2台レンタカーを借りて行くことになり
田舎育ちの私は免許を持ってるから、
運転することになった。
もう一台は、萩谷くんの運転で
…助手席に遥ちゃん。
って、別に気にしてないけど。
みんなで他愛もない会話で盛り上がり
あっという間に別荘についた。
「お、おっきい〜」
安井 「大きいっしょ！一人一部屋あるから！」
近くには海が見えて、緑も豊かで
周りには家がほとんどなくて
演奏しても迷惑にならなそうなところ。
「ふぅ………」
自分の部屋に荷物を置いて、ひと息つく
「あ、ベランダ」
ベランダに出てみると、海が見えて風が気持ちいい。
「ハンモックもある！！！」
なんて一人で興奮して、
ハンモックに横になった。
「はっくしゅん…！！！」
可愛げのない自分のくしゃみで目がさめると
当たりは日が沈んで、真っ暗になっていた。
ふと、スマホを見ると１９時３０分
「やっばい！！！」
１９時から夜ご飯と、スケジュールの確認をするって言ってたっけ！！
急いで、リビングに行くと
「ほんっとに、ごめんなさい」
萩谷 「遅い。何してたの」
案の定、怒ってる。
「いや、寝ちゃってて…」
美勇人 「まぁまぁ、運転してくれたから疲れてたんだよね？ありがと！」
美勇人くんは、優しい。
莉愛 「そんな、怒んなくてもいいじゃんね？」
なんて、フォローしてくれる莉愛。
安井 「さ！食べよ、食べよ！」
と安井先輩が明るい雰囲気に変えてくれる。
それからというもの、全然話が頭に入らなくて
ぼーーっとして体が熱くてクラクラして。
「はっくしゅん…！！」
今日の片付け当番は私と美勇人くんと遥ちゃんで
遥 「萩谷先輩に、ドラム教えてもらってて手に触れたとき、どきっとしちゃいました」
美勇人 「わーー！それはやばいねー！」
なんでそんな話になったのかは覚えてないけど
この遥ちゃんの言葉だけは残ってて。
…だれにでも、そうやってしてるんだ
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作者名：きい | 作成日時：2017年7月16日 23時
