【鬼滅の刃】元竜狩りの少女は鬼を狩る弐【フェアリーテイル】 (ページ9)

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竜が五十六匹ページ9

・・・今の、何だったんだ？

「月光で染め上げた輝石」

「悪しきものの血で染められた桜の花弁」

「悪しきものを滅する石の欠片」

『此の世成らざるものの鱗』

「妖精の聖地に眠る花々」

「五つを砕き混ぜ合わせ呪われし者に与えれば」

「如何なる呪いをも打ち砕く...」

つまり

「其の五つが揃えばお館様の呪いは打ち砕かれる...ということでしょうか？」

『そういうこと、だろうな』

「早速取り掛かろう」

「待て冨岡」

「？」

「貴様は最後に言われた２つをどう集めるつもりだ」

『其れは俺が取りに行くよ。

桜も今すぐに咲かせられる』

「そういえば昨日宴会で咲かせていましたね」

『あぁ。

植物造形桜』

【ボンッ】

「なら桜の花弁は私としのぶに任せてちょうだい」

「胡蝶、任せたぞ」

「１つ目は俺にド派手に任せろ！」

「頼んだぞ」

「悪しきものを滅する石の欠片とは玉鋼のことだろう。」

「なら僕が其れを取ってくるよ」

「私も同行するわ！」

『俺は此の世成らざるものの鱗と妖精の聖地に眠る花々を任せてくれ。

２つの在りかには心当たりがある。』

「頼んだ。

他に任務が当たっていない柱は他の柱の任務を代われ」

「勿論だァ」

「任せろ」

「了解した」

「南無阿弥陀仏...」

さぁ早速出発するか。

強く念じる。

前世での仲間の姿を強く強く...

【シュン】

強く願った途端俺の視界から柱の皆が消えた。

そして其の代わりに

懐かしい景色が目の前に広がった。

・・・呪いを絶つための材料探し、開始。