見初められたは良いんだけど私には荷が重すぎたようで 【鬼灯の冷徹】

白澤様side どうしよう ページ36

今日も桃源郷は平和。

あー、女の子いないかな。←

おっと、はじめまして！僕は白澤！

女の子の読者さんが欲しいのに駄作者のせいで増えないことを嘆いてる白澤だよ！

いやぁ、平和なのはいいんだけど、もうちょっと女の子が足りないっていうか…

『きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっっ！！！！』

よしきた女の子！←

女の子の悲鳴に無意識下で体が反応して聞こえた方にダッシュダッシュ。

まずは様子見、ということで辿り着く直前に止まると、ちょうど僕の前にその子がいた。

後ろからみたら…うん、あれだね。

女子力0状態だね。

ボッッッサボサの金髪にぶかぶかの羽織。

金髪は染めてるって感じじゃなさそうだけど…全く手入れしてないのが良くわかるくらいボッッッサボサ。

あの感じだと顔も見れないだろうね。

とりあえず、声でもかけようかな？

白「ねぇ、なにしてるの？」

『…へ？』

途端に【アイツ】に(不本意ながら)鍛えられた反射神経が全力でアラートを鳴らす。

咄嗟に腕で頭をガードすると、ぴったしそこに鋭い蹴りが入った。

白「うわあっぶな！」

何この威力！？僕じゃなかったら骨逝ってるよね！？神獣でよかったよ！

『あ、ごごごごめんなさい！！あのあの、ついいつもの癖で…！』

白「君いつもどういう生活してんの！？」

どんな環境にいたら反射的に蹴りが出るのかな！？

あーあ、結局顔も見れてないよ。

足を下ろしてもらい、なんか沈黙。

え、待って待ってなにこれ痛い。

『…そっくり…』

白「え？なんか言った？」

なんかボソッと言った気がしたんだけど、気のせいかな？

で、話を軽ーく聞いてみたらこの子は地獄から来たという。

え、マジで？じゃああの猛毒野郎の部下？

なんて、絶対聞かない。聞いたらテンションだだ下がりだよ。

ついでに僕の事を探してたっていうから、本人ですよと教えてあげた。

そしたらあらびっくり。

『もっ、申し訳ありませんでした！まさか貴方が白澤様とは露知らず、ご無礼を…！！』

物凄い滑らかに土下座を繰り出された。

白「ええぇ！？ちょっとなんで土下座！？」

どうしよう、なんか厄介なコなのかな…

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白澤様sideむずい

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