【第29話】トリップ≠お菓子 ページ31
桃源郷から閻魔殿に帰宅した私達を出迎えてくれたのは閻魔大王様であった。
閻魔)「あっ、鬼灯君、丁度いい所に。身元、調べ終わったよ」
鬼灯)「本当ですか？どうだったんですか？」
あ、そうだった
……私の身元が分からないから調べて貰ってたんだった。閻魔様には感謝しないと。これで身元が分かれば、ちゃんと家に帰れるんだ＿＿＿＿
そんな私の淡い期待は、閻魔様の次の言葉によっていとも簡単に打ち砕かれたのであった。
閻魔)「あのねー……どんなに調べても、出てこなかったんだよ」
鬼灯、A)「……え？」
どういうこと……？私は確かに生きている。なのに身元が分からないって、一体どういうことなのだろう？
閻魔)「君、この世界の人間じゃないみたいなんだ」
閻魔様の更なる驚きの発言により、私は声さえ出せなくなってしまった。つまりどういうことなのだろう？この世界の人間じゃない？平行世界(ﾊﾟﾗﾚﾙﾜｰﾙﾄﾞ)ってこと？でも、そんな……SFやファンタジーじゃあるまいし、そんなこと、そんなこと……有り得るはずが無い……。
閻魔)「どうやら君ね、トリップしたみたい」
＿＿＿＿トリップ？
A)「……お菓子の名前ですか？」
閻魔)「違う違う！汗」
鬼灯)「その発想、嫌いじゃないです」
閻魔)「鬼灯君！？」
すみません、完全にボケちゃいました。
気を取り直して……
トリップ。Trip。短い旅。小旅行。遠足。外出。
つまり私は旅に出ている、という事だろうか？だけどそんな感じは全くしない、というよりもしたつもりは毛頭ない。
閻魔)「トリップっていうのはね、ある次元の人が、その次元とは違う次元に来ることだよ」
A)「違う次元に……」
それはつまり。
A)「鬼灯様や閻魔様達が暮らすこの世界に、本来私は存在していない……という事ですか？」
閻魔)「そういうことだね」
凄い壮大なお話になっている気がするのは気の所為でしょうか……？
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ゆず(プロフ) - すみません！3シリーズを見たいのですがパスワードを知りませんので教えていただけないでしょうか？ (11月9日 11時) (
レス) id: f05f2119f4 (このIDを非表示/違反報告)
あいもん - 続きが気になりすぎて寝れません。パスワード教えてもらえますか。 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 8700edf818 (このIDを非表示/違反報告)
sky☆(プロフ) - 琴魅さん» ありがとうございます！頑張りますね^ ^ (2015年7月24日 6時) (レス) id: 9f11fcf1ca (このIDを非表示/違反報告)
琴魅 - 楽しみにしています！ (2015年7月24日 0時) (レス) id: e94cb77da7 (このIDを非表示/違反報告)
sky☆(プロフ) - 案をありがとうございます！OKです。本編が少し落ち着いたら、番外編を書かせていただきます^ ^ (2015年7月23日 23時) (レス) id: 9f11fcf1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sky☆ | 作成日時：2015年3月7日 8時
