薔薇ト共ニ散ル【鬼灯の冷徹 × Ib】

【第7話】「無個性」 ページ9

ー鬼灯sideー

茄子)「うわっ、すげー！」
唐瓜)「気味悪りぃ…((ゾゾゾ」


唐瓜さんと茄子さんの視線の先には…首がない女性の像がいくつか飾られていた。それぞれ、赤や青、黄色のワンピースを身に纏っている。


白澤)「うわぁ…何これ…“無個性”？そりゃそうだよね、頭ないから表情見えないし！誰もこんな無個性な子を素敵だとか思わないよ！(汗)」
鬼灯)「貴方、女性なら手当たり次第じゃありませんか。無個性でも大丈夫ですよ」←
白澤)「この像は不気味だから無理なの！」


まあ確かに…白澤さんの言う通り、この像は何だか不気味ですね…。今にも動き出しそうです。


白澤)「あ、でも…あの子は可愛いと思うよ」
鬼・唐・茄)「え？」


白澤さんが指差したのは…赤いドレスを身に纏った茶髪の女性。胸から上しか描かれておらず、何やらおだやかな笑みを浮かべている。


鬼灯)「“赤い服の女”？…題名そのままですね←
しかも、やはり貴方女性なら全員手当たり次第ですね…((引き」←
白澤)「ちがーう！ただ僕は、純粋にこの子が可愛いと思ったの！」
鬼灯)「へーそーですか((棒読み」←
白澤)「ひどい！(汗)」


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【相手ハ、獲物ヲ捕マエルマデ止マラナイ】

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