152話・ ページ22
Aside〜
話が終わったのなら帰ろうと、僕はその場を立とうとした。が、違う話を続けられ僕はその場にもう一度座った
伊藤「武士にとって最大の不幸は何だと思う?それは理解されない事さ。いくら才能を持っても努力してもそれを理解されない。器に見合うだけのエサが用意されない、これ程の不幸はないだろう。僕も長く理解者を得られなかった」
色々なことをしてみたが、器は満たされなかったと続ける伊藤サン。そもそもの問題だが、自分自身が相手を理解しようとしないと、自分は理解されないだろう
伊藤「だが、あの男だけは僕を知っている。
A『つまり自分を認めてくれる理解者がほしいと言いたいのか?』
その通りだと言いたそうに薄ら笑いを浮かべる伊藤サン。あぁ、コイツは自分が欲するものを間違っている
伊藤「天才はいつも孤独なものだ。だれも僕を理解しない、僕の真の価値に気づかない、ならば自分で天下に示すしかあるまい」
……おそらくコイツは自分以外が馬鹿だと思っているようなヤツだな。しかし、そんな馬鹿に理解されない事を不満に思っている。理解されたい、自分を見てもらいたいと思っている。だが、本当に欲しいのは地位でも名誉でも才能でも理解者でもない、コイツが欲しいのは隣にいてくれる仲間
"自分は天才だから孤独"と云う皮で"自分は一人ぼっち"と云う事を隠しているだけなんだ。誰かに見てほしい、一人が嫌だと、自分を見てくれる仲間との絆が欲しいのだ
A『天才はいつも孤独?僕はそう思わない。君は一人だっただけだろう?伊藤サンが欲しいのは理解者なんかじゃあない。本当に欲しいものは……』
僕が言葉を続けようとすると、伊藤サンは刀を鞘から抜き、僕の方に斬りかかってきたのだ。取り敢えず後ろに倒れて刃を躱したが、上に乗られ刀を顔スレスレに突き立てられた。斬れたらどうすんだ。傷が消えて吃驚するのはお前だぞ
A『っと危ねーなァ。なんの真似だ?』
僕がそう言うと伊藤サンは直ぐに僕の上から退いた
伊藤「止めておこう。あの男に君に手を出すなと言われていた」
A『では僕は帰らせてもらうよ』
そう言って僕は部屋から出た。それにしても、あの男とはいったい誰なのだろうか。僕を知っている人…、いすぎて解らないな。まぁ直に解るだろう。そう思いながら僕は部屋の書類の筆を進めた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月光(プロフ) - 時雨羅さん» 読んで頂きありがとうございます!私も先生もみんな大好きです、文章書くの下手と思うかもしれませんが、楽しんでもらえたら嬉しいです。(^ν^)私の都合で省く所もあるかもしれませんが、そこは申し訳ないです…。 (2020年8月6日 23時) (レス) id: 74d8a07ae2 (このIDを非表示/違反報告)
時雨羅 - 面白くて何度も繰り返し読まさせていただいています。松陽先生も大好きですし銀魂のキャラは、みんな好きなので嬉しいです。 (2020年8月6日 19時) (レス) id: 3904cc9db9 (このIDを非表示/違反報告)
月光(プロフ) - りーりーさん» 読んでいただき有難う御座います!面白い…?嬉しいです!更新速度下がるかもしれませんが、頑張りますね! (2020年5月30日 15時) (レス) id: fce9a91583 (このIDを非表示/違反報告)
りーりー - 読ませてもらっています。とても面白いので好きになりました(*>∀<*)これからも更新頑張ってくださいね!!!!! (2020年5月29日 23時) (レス) id: 9214e82942 (このIDを非表示/違反報告)
月光(プロフ) - 天羽苺さん» ふぉぉ!?一気読みマジですか!ありがとうございます!高校生になり更新遅れるかもしれませんが頑張りますね! (2020年5月25日 20時) (レス) id: 72f49fb06a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月光 | 作成日時:2019年12月3日 19時