【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます《3》【真選組動乱篇】【吉原炎上篇】

150話【最近のは色々機能つきすぎ】 ページ20

Aside〜


僕が其の男を知ったのは、男の荷物が届いてからだった。荷物の中身は新型の武器だった。僕は新型の武器なんぞに興味が無い。僕の相棒は僕の刀だけだと思っているからだ。其の男はまだ真選組に入って一年らしい。となると僕の方が後輩になるのか。頭はキレる仕事ができる刀の腕も良い、となれば“参謀”となる事ができるだろう。そして今日は其の男、伊藤鴨太郎の帰陣を祝しての祝の席が用意されていた

夜に宴を開くらしい、だから夕方までに仕事を終わらせろとの事だ。僕は見廻りのついでに鉄子に刀を見てもらう事にした。鉄子には紅桜の後からお世話になっている。偶に刀を見てもらうんだ。最初に刀を見せた時には驚かれたな、"不思議な刀だな"ってね。不思議な刀と言われても松陽に貰った刀だから解らないんだよなァ

鉄子「Aさんまた無茶な使い方してるだろ…。でも手入れはちゃんとしてるようだね」

A『えぇ…あまり無茶はしてないと思うが…気をつけるよ。今日もよろしくな』


屯所に戻ったのは日が落ちた後だった。他の隊士達はもう集まっているみたいだった。皆飲む事が好きだな

A『遅れてすまない』

僕はそう言いながら部屋の襖を開ける。すると近藤さんが手招きした

近藤「おぉAさん来たか！Aさんの席は総悟の横だよ」

ありがとうと一声掛けて僕は座った。近藤さんの右側に座っている人が伊藤鴨太郎サンだな。因みに左にはトシがいる

近藤「伊藤鴨太郎君の帰陣を祝して、かんぱーい！」

「「カンパーイ！」」

伊藤サンは幕府との交渉をしていたと云う。ケチな幕府の財布の紐を見事に解いたとの事だ。話を聞くかぎり伊藤サンはなかなか頭が良いらしい。真選組の出資によって生まれる利を説いて交渉を持ち出したと云う

伊藤「地上で這いつくばって生きる我々の苦しみなど意にも介さぬ頑冥な連中だ。攘夷浪士の脅威を解りやすく説明するのも一苦労だったがね」

近藤「アハハハ！違いない、違いないよ！ガンメイだよね〜アイツらホントガンメイ〜」

近藤さん、頑冥の意味解ってないな…

沖田「近藤さん、頑冥って何ですか？」

近藤「うるさいよお前は！子供は黙ってなさい」

やっぱり解ってなかったんだな。総悟は僕に頑冥の意味を聞いた

A「頑冥ってのは、簡単に云うと頭の硬いって事だ。頑固な人とか言うだろ？言い方を変えると頑冥な人になるんだ」

沖田「へぇ幕府のお偉いさんにピッタリな言葉ですねィ」

151話・→←149話・

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す