94話【闇夜の虫は光に集う】 ページ8
Aside〜
僕達が船の中を歩きながら向かってくる敵を斬りながら進んでいると、少し遠くから音が聞こえた。例えるなら戦艦と戦艦が衝突しながらも戦うような、そんな音だった
僕は最後の敵を斬り、鞘に刀を収めた
何故最後だと解るかって?其れは僕達の前に晋助がいるからだ
晋助は僕達を見た後また屋根の上を見た
高杉「A、ヅラあれ見ろ、銀時が来てる。紅桜相手に殺ろうってつもりらしいよ。ククッ相変わらずバカだな、生身で戦艦と殺り合うようなもんだぜ」
僕達は銀時と似蔵が殺り合う姿を見た。しかしあり得ないのだ。似蔵が持っている刀(刀と呼んでもいいのか解らないが)のせいなのか何なのか、動きが人間が出来る動きではないのだ。紅桜は聞くところ、純粋な刀ではなく機械を組み込んだ"妖刀"だと。おそらく紅桜の伝達司令について行けず、身体が悲鳴をあげているのだろう
A『このままだとアイツは死ぬぞ』
晋助は船の縁に座り、薄っすらと笑みを浮かべている
桂「貴様は知っていたはずだ。紅桜を使えばどのような事になるか、仲間だろう何とも思わんのか」
高杉「ありゃアイツが自ら望んでやった事だ。あれで死んだとしても本望だろう」
………本望か。まァ僕には関係のないことだがな
これは僕の想像だが、似蔵は刀になる事を望んでいたのかもしれないな。晋助を護る刀に。だから自分の腕に刀をつけた
晋助は腰に差していた刀を鞘から抜いた。そして自身の前に刀を立てた
高杉「刀は斬る、刀匠は打つ、侍は……何だろうな」
A『……僕が思うに侍は刀匠が打った刀で弱い自分を斬り、
唯の綺麗事かもしれないがな。僕が置いて逝かれるのが怖くて、嫌なだけかもな
高杉「…まァなんにせよ、目的の為に存在するモノは強くしなやかで美しいんだ。そうだ
高杉「俺も目の前の一本の道しか見えちゃいねェ。畦道に仲間が転がろうが構いやしねェ」
僕達が晋助の話を聞いているとき、銀時がいる方から大きな音が聞こえた
ドォォォン……パラパラパラ
大きな音と共に衝撃が僕達を襲った。衝撃音の後に瓦礫の落ちる音も聞こえる
桂「!、銀時や新八君達の身に何か…!」
音の方に行こうとした小太郎を手で制した
A『僕が見てこよう。大丈夫、心配いらないからな?僕は丈夫なの知ってるだろ?』
少し笑みを見せ僕は音の方へ向った
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月光(プロフ) - 上凍さん» ありがとうございます!まだ紅桜篇でまだまだ先は長いですが、最後まで付き合ってくれると嬉しいです! (2019年8月22日 17時) (レス) id: 0dafda221d (このIDを非表示/違反報告)
上凍 - 続編おめでとうございます!どういう展開になるのかワクワクしながら見ているので更新頑張ってください! (2019年8月22日 14時) (レス) id: 27f1b17986 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月光 | 作成日時:2019年8月16日 1時