【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます【星海坊主篇】

84話【災難は続け様に降り掛かる】 ページ46

Aside〜


高杉「何で幕府なんかに。俺達から先生を奪ったのは、Aの愛した人を奪ったのは幕府だろ？この世界だろ？」

A『そうだ。僕の最愛の人を奪ったのは幕府だ。でも、争いからは争いしか生まれない。憎しみからは憎しみしか生まれない。負の連鎖なんだ。だから僕は好きな様に、僕の命は大切なモノを護る為に使う』

僕がそう言うと晋助は下を向きｸｸｯと笑った

高杉「やっぱもっと早く連れ去るべきだった」

……最初から知ってたさ。お前が僕を誘拐したなんて

高杉「俺は紅桜って言う妖刀を使って江戸を火の海にするつもりだ。そして国家転覆もなァ」

晋助は楽しそうにクツクツ笑う

A『江戸にどれだけの人が住んでいると……』

晋助はそこが狙いだと言う。国が不安定になった時を狙い、国家転覆を企てるそうだ

……なら何故僕を先に拐った？混乱に乗じて拐えばいいものを

高杉「Aを先に拐ったのはお前を護るためだ。俺が松陽先生に代わってAを護るためだ」

僕の表情を読んだのか、先に答えを出す晋助

高杉「……頼むから此処から出るなよ」

それだけを残して晋助は去っていった。しかし晋助の表情は困ったような、必死な様だった

ハァ…僕はどうすれば良いのだろうな、松陽…

　

神楽side〜




私はA姉(あとヅラ)を探す為に定春と手掛かりを探していた

探していた時デカイ船を見つけた

何かありそうアル……

そう思ったから地図を描き、定春にもたせ、銀ちゃんに持っていくように言った

そして私は船の中に潜入した

なんかスパイみたいでカッコイイアル


中にはいると船の先端に一人の男が立っていた

コイツ等が、A姉(あとヅラ)を拐ったアルナ……

ガチャン

音を立て番傘を男の頭に当てる

神楽「オイ。お前この船の船員アルカ？ちょいと中案内してもらおーか。頭ブチ抜かれたくなかったらな」

そんな私の言葉を無視して煙草？っぽい物を吸う男

コイツ私の事嘗めてるアルカ…？

神楽「オイ聞いてんのか」

私がもう一度聞いたとき男は振り向いた

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