119話 絶望的な真実 ページ23
花村「い、今だって信じてないよ!
信じられる訳ないじゃないか…あんなの…ウソに決まってるよ…だからこそ帰りたかったんだぁ!
帰って…確かめたかったんだ…ウソだって…確かめたかったんだ…ぼくには帰る場所があるんだって、確かめたかったんだぁ!」
小白「…」
弐大「ぐぐ…っ!花村…お前さん…!」
花村「信じてない…信じてない…よ…」
日向「…」
花村「ぼ、ぼくは…どうしても確かめたくって…なんとかしたくって……そんな時に狛枝の計画を聞いたんだ。
こ、このまま放って置いたら、あいつは誰かを殺すとわかって…それで…それ…で……」
モノクマ「だったら、先に自分が殺っちゃえーって?」
花村「………みんな…ゴメン…みんなを犠牲にしようと思った訳じゃないんだ。
ただ…ああするしかなくって…それなのに…狛枝じゃなくって…十神くんを殺しちゃって…あぁ、そっか…狂ってるのは…ぼくなのかもしれないね。」
日向「は、花村…」
モノクマ「ふむふむ、なるほどね。
だけど…親に会いたかったなんて、殺人の動機としては大変つまらないモノですな。」
日向「…なっ!」
モノクマ「という訳で…余韻に浸る価値もなさそうなので、さくっとおしおきを始めちゃいまーす!!」
小白「ねぇ…モノクマ、ちょっと待ってくれないかな?」
モノクマ「なになに?花村クンに伝え忘れた事でもあるの?」
小白「うん、実はあるんだよね。」
モノクマ「仕方ないなぁ…寛大なボクが少し時間をあげるよ。」
小白「ありがとう…」
モノクマにお礼を言って、ぼくは花村くんの側まで行くと彼にだけ聞こえる声で話始めた。
小白「君に今から真実を話してあげるよ。
ぼくらの正体についてね…実はぼくらは〇〇〇〇〇〇〇だったんだよ…。
だからね…君の大事な人はもう〇〇〇〇〇〇。
これが真実だよ。君の知りたかった真実なんだ。
うぷぷぷぷぷぷぷぷっ!!」
花村「ちょ、ちょっと待ってよぉ…」
小白「モノクマ、もういいよ。
おしおきを始めちゃって…」
モノクマ「はーい!
超高校級の料理人である花村輝々クンの為に、スペシャルなおしおきを用意しましたっ!」
花村「シェフだってばー!いやっ、そうじゃなくって!
さっきのは一体どういう…」
モノクマ「では、張り切っていきましょう!
おしおきターイム!」
花村「ウ、ウソだ…こんなの信じないよ…こ、こんなの…!
…お母ちゃああああああああああんッ!!」
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作者名:如月 | 作成日時:2019年3月26日 1時