110話 凶器の隠し場所 ページ12
小白「凶器はなんと…鉄串だったんだよ。」
小泉「えっ！？鉄串！？」
小白「その理由は日向くんなら答えられるんじゃないかな？」
日向「……もしかしてあの時の事か？」
小白「日向くんの言うあの時っていつの事かな？」
日向「パーティーが始まる前…危険物を集めていた十神が、花村とこんな話をしてたんだ…」
十神『そこの備品リストを見た限りだと、鉄串が1本足りてないようだが…』
花村『あぁ、そうそう…なんか、最初から欠けてたみたいなんだよね。』
弐大「その”欠けていた鉄串”が凶器なんじゃな！？」
罪木「でも、鉄串ならピッタリ条件が合いますよぉ！」
終里「おい、花村！
その鉄串をどこに隠しやがったんだ！？」
花村「あ、ああ…あああああああ…あびりるらびーん！！」
小白「…」
澪田「どうしたんすかぁ、小白ちゃん？」
小白「いや…今のはそのままだから…」
澪田「えっ！？そのままなのっ！？」
九頭龍「意味不明な事言って誤魔化してるだけだ！
さては、島のどこかに処分しやがったな！」
モノミ「いえ、ポイ捨て禁止は修学旅行のルールでちゅ。
違反したら島中にサイレンが鳴り響いたはずでちゅよ。」
左右田「島中にサイレンって…たかがポイ捨てでそこまですんのかよ！？」
七海「それに…私は見張りをしていたからわかるけど、花村くんは１回も旧館から出て来なかったよ。」
小白「当たり前だよね。
凶器は持ち出されずに、旧館の”ある場所”に今もあるはずだからさ。」
西園寺「どうせ、また厨房でしょー！？」
弐大「花村よぉ…漢らしく正直に言ってくれんかのぉ？」
花村「お、お、お、おお、おおおおおおおお…おじゃんばらのでふでふもんば、かっぺんなぞぶっこみらろぶすもんぞー！」
小白「ド田舎のイモヤローが勝手に何を抜かすか…だって。」
七海「やっぱり…私達でなんとかして突き止めるしかないみたいだね…」
花村「わんすどむどむがっちゃ！」
小白「ぼくはなにも隠してない？…笑わせないでよ、花村くん？」
日向「神澤には分かっているのか？」
小白「そうだね…出血大サービスで隠し場所も教えてあげるよ！
骨付き肉だよ…骨付き肉の中に鉄串が隠してあったんだ。」
花村「な、ななななななな…！
な、何を言ってるんだよぉ…そんな所に…凶器なんて隠す訳が…」
終里「さ、さすがに有り得ねーだろ！
だって、食い物の中だぞ！？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：如月 | 作成日時：2019年3月26日 1時
