5話 ページ14
土方side
そう言うのは、あまり気にしたことはなかったが、元人斬りのこいつに言われると、不思議な感じがするな。まるでこいつが、元は人斬りではないかのように思える。
貴「土方さん。早くしないと、置いていきますよ」
相変わらず無表情だがな。だがまあ、こいつが赤目の夜叉だったって事を聞くと、嘘のようだな。こいつにもっと早く会っていれば、今のような感じだったろうに。
そう思いながら、Aを追いかけた後、さりげなく頭を撫でた。今回は避けなかった。たぶんだが、こいつは戦った後、頭を撫でられるのが癖になってんだな。
そう考えると、昨日の事の理由が分かった気がする。
貴「頭撫でるの楽しいですか?」
土「そう言うお前は、戦った後に頭撫でられるのは嬉しいのか?」
貴「さぁ、人斬りの時に、母にいつも何かをした後、すぐに頭を撫でてくれた事があったんで、それが癖になっちゃったんでしょうね」
母親。そう言う言葉が出るのは珍しいのか。よく分からなかった。
貴方side
土「報告書。明日までに提出しろよ。なるべく詳しくな。くれぐれもふざけた事は書くなよ」
貴「分かりました」
土方さんに報告書を渡された後、自室(というより沖田さんの部屋)に戻ってすぐに、見回り中(攘夷浪士を斬った後)に買っておいた自分用の筆と墨とすずりを取り出して、報告書に手をつけた。昨日もらった仕事内容が書いてある紙の束の中に、手本がはいっていたので、それを見た後に今日の事を書いた。
────────────────────────報告書報告者:黒崎A*********************見回り中、攘夷浪士に追跡されている事に気づき、急ぎ路地裏に攘夷浪士を誘き寄せた後、すぐに敵を倒した。この事態が再び起きぬよう、警戒をした方が良いと見た。*********************見回り当番:土方十四郎黒崎A─────────────────────
報告書を書き終えた後、すぐに報告書を持って副長室に持っていた。
貴「土方さん。私です。入っても?」
土「Aか。入っていいぞ」
貴「失礼します」
土方さんの許可も貰ったので、副長室に入って報告書を渡した。
貴「報告書を提出に来ました」
土「早いな」
貴「見本を見た後なんで、それでは失礼します」
報告書を渡した後、すぐに部屋に戻った。
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