【銀魂】赤い目の女剣士 (ページ15)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:72,369 hit

６話ページ15

土方side
見本を見た後、か。まあ確かに、アイツが提出した報告書、見本を見た後って感じがする。それに、女だからか？字が綺麗だな。そう思っていると、

「トシ、ちょっといいか？」

土「近藤さん？どうしたんだ？」

近藤さんが副長室に来た。

近「いや、ちょっと、今日なんだけど、今夜ご用攻めをしようかなと考えているんだが、そのご用攻めにAちゃんをいれたいんだが」

土「？別にいいぞ」

近「えっ！いいの！？てっきり反対するのかと」

土「まあ、今日の見回りでちょっと気が変わった。今夜だろ？山崎にでも頼んで、Aに知らせとく」

近「そうか。何があったのか知らんが、兎も角よかった。とりあえず、Aちゃんに言っておいてね。場所はここ」

土「分かった」

そう言って近藤さんは俺に紙を渡した後、副長室を出た。

土(総悟がいない以上、一番隊は俺とAでやるか。それにしてもこの場所は、確か、赤目の夜叉が事件を起こした所)

近藤さんに渡された紙には“連続誘拐犯・一般市民無差別殺人事件”だった。

貴方side
仕事が早く終わったので、少しでも動きが鈍くならないのよう刀を振っていた。道場の方を近藤さんに頼んで使わせてもらっているお陰で、周りに誰も居なくてしずかだ。そんな事を考えていると、後ろから気配がした。私はすぐに刀を後ろに振った。

「うわぁー！ちょっと待って！俺だよ！山崎退だよ！」

貴「？山崎さん？」

後ろに振ったら、そこにいたのは、真選組の監察の山崎退さんだった。なんでこんなところに？そう思い聞いてみた。

貴「どうして、ここに？」

山「あぁ。実は副長からAちゃんに伝言を預かってるんだ」

ちゃん付けされるの苦手なんだけど、もういいや、諦めよう。

貴「伝言？」

山「今夜ご用攻めをするから、刀の手入れをしておけだって」

貴「そうですか。分かりました」

山「それじゃ、確かに伝えたからね」

貴「はい。ありがとうございます」

私がそう言った後、山崎さんは仕事に戻って行った。私は刀を手入れをするため、自室(沖田さんの部屋)に戻った。