第一話【赤目の女の出会い】 ページ2
〜夜21時:帰路〜
松平「随分遅くなっちまったな。早く帰らないと、栗子が悲しむ」←〈それはない〉作者
「うわぁーー!!」
松平(?路地裏の方からか?)
〜路地裏〜
松平「誰かいるのか?」
そう言いながら松平は、路地裏を覗き込むと目の前にあったのは辺り一面血で飛び散っており、地面には何人もの男の死体が倒れていた。
その倒れている死体の中心には、一人の女が血濡れた刀を持って立っていた。
「・・・そこにいるのは誰?」
松平(・・・気づかれたか)
すぐに女の前に姿を現した。
松平「お前こそ誰だ?こんな所で何をしている。この廃刀令のご時世に刀なんか持っているっていうことは、お前、攘夷か何かか」
女は松平の質問に答えず、その場で黙り込んだ。すると、松平はふと何かに気付いた。
松平「(赤い瞳)お前、まさかあの、赤目の夜叉か」
「・・・・その名を口にしないで」
松平「そう言うってことは、図星か。噂には聞いていたが、本当に赤い目をしているんだな。にしても、まさか生きていたとはな。
最近、お前の噂を聞かなくなったから、てっきり死んだものかと思っていた」
「・・・た・・・」
松平「?」
「もう無暗に人を殺したくなかったから、人斬りをやめた」
松平「無暗に人を殺したくないから人斬りをやめた?どういう意味だ」
「そのままの意味。私はもう、むやみやたらに人を殺したくない。だからやめた」
松平「じゃあ、ここに転がってるのなんだ?見た所攘夷のようだが」
「殺したいという衝動が抑えきれなかった。こいつらはそんな私に襲い掛かって来たの。私はそれを返り討ちにしただけ」
松平「・・・・話を聞く限り、お前は刀すら手放せないってところか」
「・・・・」
松平「なるほどな。・・・・なら、真選組に入らねぇか?」
「?真選組」
松平「武装警察だ。そこなら、刀を手放すこともなくなるし、何より斬るという衝動を抑えなくて済む。まあこっちとしちゃあ、ちょうど華が欲しいと思っていたところだったんだ」
「・・・・私は人斬り。本来は警察の敵」
松平「だがお前はもう、人斬りをやめたんだろ?」
「・・・・」
松平「ならいいじゃねぇか。お前は人斬りをやめれて、こっちは強い戦力を手に入れることができて、お互いwinwinじゃねぇか」
「・・・・」
松平「どうする?入るか?それとも入らねぇか?」
「・・・・入る」
松平「いい返事だ。一応聞くが、お前名前は」
貴方「A。黒崎Aです」
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