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ある土曜日のお昼過ぎに凪から電話がかかってきた。


『凪?どうし、』


「A!!!急いで学校来れるか!!」

『え?』


「来てから説明するべや!とりま急いで来い!」


急すぎて思考が追いつかないんだけど学校に行けば良いんだよね?


『はぁい。待ってて』



「凪くん?」


『うん。なんか行かなきゃいけなくなっちゃった』



昼過ぎなのにまだベッドの中に居た僕たち。

渋々、涼くんのベッドから起き上がって支度をする。



『せっかく涼くんとまったりできると思ったのに』





友達、凪のお願いだから断らなかったけど他の人らだったら絶対断ってる。

今の時間から呼び出されて帰るの何時になるんだろうって時間のことばったり考えてたら、


「用事済んだらまたおいで?」


って涼くんが言ってくれてかなり気分が晴れた。


『!…ありがと涼くん。行ってくるね。大好き』


玄関まで見送ってくれた涼くんに行ってきますって抱きついてから家を出た。






入学してから涼くんの家に行かない日なんてなくて、ご飯食べたり一緒にお風呂入ったり、連泊させてもらったり。
ギクシャクしちゃって気まずかった時もあったけど、今はもう何ともなくなった。




『あ、凪?もう着くけどどこ?』

「おおおお!!!早いな来るの!!!!さすがAや!!校門で待っててな、迎え行くわ!」

『はぁい』



ほんと、何の呼び出しだろう。









『………………は?






ダンス………???』



「そ!ダンス!A確かサークル何も入ってなかったべ?一緒にやろうや!」



いやいやいやいや、


『なんか色々アバウトすぎ
そもそも何でダンス?そこ知りたいんだけど』



学校着いて早々何言ってんのこの人。


「あ!俺ダンスの推薦でここの大学受けたんよ」


『え、でも一般に居たよね?』


「あーそれはあれだ。うちの高校の手違いで俺推薦受かったのに一般も受けるって言うアホなことさせられてん」


『それはアホすぎ。





僕やらないよ?』



疲れるのやだもん。



「ええええ、一緒にやろうぜええええええ!!!」


『はぁ??!ちょ、むり、はな、して!!』


軽々と担がれ身動ぎしたけどビクともしない。



『やらないってば!おろして!』


「頼むA!!!」


『何で僕なの』



「あ、と…実は」








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意外とA視点多く作ってます。


悪しからず by 蛍

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(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます!お待ちいただけると幸いです! (2021年12月28日 0時) (レス) id: 2c4f147fea (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 続きが楽しみです。 (2021年12月27日 22時) (レス) @page34 id: 251399e8df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年10月15日 11時

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