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荷物持ち? ページ29

玲央side

「あら、銀嶺さんじゃないの」

『えっと、実渕?』

「覚えててくれたのね」

『まぁね』


学校外で会うなんて初めてだわ
しかもこんな大型ショッピングモールで


「銀嶺さんはお買い物かしら?」

『部活の買い出し』

「オフなのにご苦労様ね」

『ほんとそれ』

嫌ならやらなきゃいいのに

『1人だったら絶対来ないけど荷物持ちしてくれる奴いるから』

「荷物持ち?」

黛さんかしら

『千尋じゃないよ』

「…心を読まないでくれる?」

『いや、声に出て…』

「あああああああああAー!!何で先に行っちゃうんだよおおおお!』

『たぁっ…!』

声に出てた、かしら?

いやそれにしても

「何で小太郎が…」

「ん?ああ!レオ姉じゃん!」

は?

…は?

なんで小太郎と銀嶺さんが?

「ちょ、小太郎。こっちいらっしゃい」

「ん?おぉ。あ、A!次はいなくなんなよ!」

『はいはい。行っておいで』

--------------------

「ちょ、小太郎?どういうこと?」

「どういうことって?」

「…あんたあの人のこと嫌いだってあんだけ言ってたのにどうしたのよ?」

まさか銀嶺が小太郎に…?

「あー、なんかよくわかんないけど、Aは俺やレオ姉、永ちゃんが思ってるやつとは全然違う。何より俺はあの人に迷惑をかけないようにしたいしむしろ支えたいなって」

あの頑固な小太郎がこんなあっさり手のひらを返してしまうなんて

「レオ姉もAの良さ知ったら多分俺みたいになるよ!」

「はぁ…?」

全然納得できない
あいつだって所詮同じでしょうに

「あ!そろそろ行かねぇとA待ってるし!」

「え、えぇ。もういいわよ、ごめんね引き止めちゃって」

「いいって!じゃあまたなー!」


--------------------

『ねぇ実渕』

「…なにか?」


『熱ない?』



バレるはずないと思った

むしろバレたことがない

中学の時も多少無理をしてもやってこれた



「え?何のことかしら?」

『ちょいごめんねおでこ貸して』

「は?ちょっと…!」


『…38.4度

監督、実渕を保健室に連れて行きますね熱っぽいので。行くよ実渕』

寒気的に38度は行っているだろうと思った

多分この人が言った数字は出鱈目じゃない

けど…

「っ…!離しなさいよ」

『無理』

「はぁ?意味わかんないわほんと
……なんで熱あるってわかったのよ」

『教育係だから。結構分かるもんだよ異変なんて。実渕自身は隠せてると思ってるけどね』

「っ!!…ほっといて」

それは無理→←こいつの教育係は私です



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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 洛山高校   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作成日時:2019年10月18日 20時

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