銀髪の先輩［赤司征十郎］ (ページ3)

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1年マネージャーページ3

「Aせんぱあああああああい！！！！」

『！？』

Aが葉山達と別れ、仕事に取り組んでいるときのことだった。体育館の入り口で作業をしているAを何者かが呼ぶが誰が呼んだかは明白だった。

『どうしたの茉琴(まこと)』

「こんにちはA先輩！！元気ですか！！」

『それさっき永吉に言われたよ』

「なぬ！？？！あの筋肉バカに先を越されたんですか私！？……ショック」

『…なんか用事でもあった？』

「あ！そうでした。はーい1年生こっち来てくださーい！………じゃん！新しいマネの子達です！」

茉琴の用事とはAに1年のマネを紹介し、反対に1年にもAを紹介するためにわざわざ走って来たそうだ。

『3人もオーケー出たの？』

「のようですね！今年は優秀な子がたくさんで嬉しいです私！」

『今まで私と正太、茉琴だけだったからね。……改めてよろしくね1年生。わからないことあったらまず茉琴に聞きなね』

「ちょ、先輩！？私への負担すごくないですか！？？！」

『私、今年受験生』

サラッと言い放つAに茉琴はガクリと肩を落とした。

「そんなぁ……」

『嘘だよ、1年生も遠慮せずわからないことあったら聞いてね』

「「「はい！わかりました！よろしくお願いします」」」

Aは元気だなぁと思いながら仕事を再開した。

『千尋、今日も来てないじゃん…』

コートを見渡しボソっと呟いた。