ヨコハマの殺人者【文豪ストレイドッグス】

十七__手ニ負エナイ異能力者。 ページ17

「さっ、大人しく捕まりなよ。」

そう、彩織さんは煽った。
そうすると、神田は、

「...正直、其れでも善いのですがね。」

と、云い、右手を上げた。


「私の異能は、どちらかと云えば、殺戮の異能です。」

「...私みたいな...?」

「そうですね。でも、まあ、私は"生きている"限り、絶対に"手に負えない異能力者"でしょうね。____探偵社もマフィア...特務課でさえも。」


...ふと、昔に読んだ本を思い出した。
でも、あれはあくまでも"フィクション"だ。



本に出てきた"不老不死"がいる訳がない。


「なンだって...?」

「そうです。___嗚呼。そういえば、探偵社の皆様...社長さんと名探偵さん意外は"此処の何処か"に居ます。」

「社長と乱歩さんは何処に?」


私はそう問いた。

「さあ...?出張中だったし、捕まえてないだけです。」

「文。其れは本当だよ。妾が社長に連絡を取ったら繋がったからねェ....」

「善かった...」


私はホッとした。

だけど、その後の事も考えなきゃ、とも思った。



すると、神田の背後から____銃弾が飛んできた。

十八__人喰イト狙撃手ト探偵社員。(敦side)→←十六__探偵社ト傭兵。

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