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3話 ページ3

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「お前ら3人は本当に仲がいいのな」


陽の横に座って夜と葵のご飯を待っている時

ゴクリといちご牛乳を喉に通した新がそんな事を言い出した。



「そう?新と葵みたいなものじゃない?」


ね、陽?と陽に問いかければ
「おーう」と適当な返しをされる。



「俺もいつも思ってましたよ!」

「俺も俺も!!」


話に割って入ってくる駆と恋。
なんだか楽しそうな顔をしている。


「3人は喧嘩とかしないんですか?」

「喧嘩か〜、そんなしないかな?」

「最近した喧嘩は!?」


え〜、、?とわたしが悩んでいたら横にいた陽が口を開く。


「あれだな、夜が作ったクッキーを俺が食べちまった時」

「だってわたし3つしか食べてなかったのに!」




むぅ、と頬を膨らませれば陽はニヤニヤ笑ってわたしと頬をムニムニと弄り出す。


「やめふぇよ、」

「喧嘩の内容……」

「ちょっとそこの駆くん?ガキっぽいとか思っただろ?」


正解!こいつはガキだ。


なんて悪口を言いながらわたしのほっぺたをむにゅってするから口が尖る。



「…陽のばーか」

「お、やるか?」


スキを見て陽から離れ頬を抑えながら言えば陽が腕まくりし始めた。


「はいはい、そこまで」



まったく。とため息をつきながら私たちの間に夜が入り込む。



「すぐ喧嘩しないの。ご飯できたよ?」

「わーい!ご飯だ〜」

「へいへい」


夜の言葉に陽とわたしの言い合いが収まりテーブルに着く。


「なんなんだアイツら」


新のその言葉、ちゃんと耳に届いてますからね。

後後とメンバーが集まってきて手を合わせ、食事を始めたのだった。



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カキネ(プロフ) - 来栖陽香さん» こちらも読んで下さったのですね!ありがとうございます!こっちの更新ゆっくりですみません。また覗きにきてください♪♪ (2017年2月8日 8時) (レス) id: 96ef15536e (このIDを非表示/違反報告)
来栖陽香(プロフ) - この作品すごく良いです!応援してます。皆の口調とか、素晴らしいです。 (2017年2月7日 18時) (レス) id: 6cbc5eb4d4 (このIDを非表示/違反報告)
カキネ(プロフ) - いかそーめんさん» 初めまして、読んで頂きありがとうございます。更新遅くてすみませんまた覗きに来ていただければ幸いです。 (2017年2月3日 5時) (レス) id: 96ef15536e (このIDを非表示/違反報告)
いかそーめん - 年中組(特に夜君)大好きなので飛びつき読まさせていただきました!情景が読み取りやすい文章と可愛い幼馴染感にほわほわですw (2017年2月2日 19時) (レス) id: 5e62d193a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カキネ | 作成日時:2016年12月25日 10時

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