36丁<第三者目線あり> ページ37
「余裕だな。何か秘密兵器があるのか?」
スティーブン「俺の正体を知らずにこの銃を突きつけてるなんて、運の悪いやつだぜ」
「何を言ってるいる」
スティーブン「はははははっ!俺の正体は」
「そんなこと知っている。スティーブン・ヘイスリー、146歳。ヴィラ星出身。過去に傷害と窃盗で計4回の犯罪歴あり。なお、非常に強靭な肉体を持つ部族であり通常の銃弾は効かない。もっとあるが?お前を逮捕した警察官の名前も知っている」
スティーブン「な、なんだよこいつ…でも自分で言ってたじゃねぇか!普通の銃弾は効かないってな!残念だったなサービスマン!」
「ピンチの時ほど饒舌になるのはみっともないぞ。それに、私が通常の銃弾しか放てないとでも?」
スティーブン「なんだと…?」
「そろそろいいか?質問に答える準備は整っただろ?どれほど時間を取らせる気だ」
ピーター「あー、えっとサービスマン?周り見て!あなたの殺気で皆が怯えちゃってるよ!」
「これはすまない。周りが見えていなかった。よし、スティーブン。質問に答える前にごみ拾いだ。あれはお前がスパイダーマンをぶっ飛ばしたから散乱したんだ」
スティーブン「ごみ拾い?!そんなのやるわけねぇだろ!」
「ごみ拾いだ。もちろん。スパイダーマンも」
ピーター「わかってるよ」
スティーブン「そんなんヒーローが勝手にしてろよ!悪党がするわけね」
「3…2…」
スティーブン「は、はは、随分ゆっくり数えてくれるな。ありがとよ。あー、ゴミを拾えばいいんだよな」
「流石スティーブン。いい判断力だ」
スティーブン「そりゃどうも」
「さぁ、一緒にやろう。街に奉仕することはいいことだぞ」
ピーター「あぁ…このサービスマンは落ち着かないな」
「わぁお。俺っちなんで一緒にやろうなんて言ったんだろ。こんな図体のでかいやつが隣にいて圧迫感がハンパねぇよ。スパイディ!ちょっとこいつを見張っててくれ!俺っち見回りと銃を届けてくる」
ピーター「軍人モードは終了?」
「んだよ。別にいいだろ」
ピーター「あれかっこいいけど、気持ち悪いね。ごめんごめん。見張ってればいいんでしょ?」
「もしも、もしもだが、スティーブンが逃げようとしても素手ならピーターでも勝てるはずだ。期待してるぜ新人さん」
ピーター「OK!OK!さ、早く行って!」
「連れねぇなぁ」
街の損傷はなし、と。皆はかすり傷もないみたいだ。1番のラッキーちゃんは俺っちかもな!あとは銃をトニーに届けて研究まっしぐら!
にしても、腹減ったなぁ…
41人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まーと@ | 作者ホームページ:http://hitoravu@2014
作成日時:2018年8月19日 13時