神瀬十夜様リク・中也さんに戦闘中「手前の事は俺が守る」的な台詞を云われましたが何か？ ページ47
更新が滞りまくって非常に申し訳御座いません…
≡≡≡≡≡
ばらばらばらばら、容赦なく降り注ぐ鉛の雨の中を貴女は必死で駆け抜けていました。
運悪く夜道に一人で居るときに敵組織に捕捉され、ぶっぱなされた機関銃の火花に追い立てられるようにして路地道へと誘導され、不味いと判っているのに逃げ場を無くされ路地に入るしかなく。
異能力を駆使して銃弾を防いでは居るのですが、如何せん分身も生身の人間と変わらない造りですから、銃弾を受けては弾け飛び、自らとそっくりが其れが血飛沫を撒き散らし乍ら消えて行く様を長時間見せつけられていると流石に精神面がやられてきます。
周知の通り貴女の異能力は貴女の身体や精神の状態に比例しますから、応戦にも流石に限界が出て来た刹那、霞んだ分身の隙間から弾が抜け、貴女の左足首を貫きました。
声にならない悲鳴を上げた貴女は混凝土に叩き付けられ、ぼやける視界の中で向けられた銃口を見て死を覚悟しました。
が、辺りに凛と響き渡る随分聞き慣れた声。
「俺の女に手ェ出してんじゃねえ!!」
鈍い音が響いて、銃を構えていた男が横凪ぎに吹き飛ばされました。
驚いて貴女が上を見ると、月明かりに照らされる中貴女の恋人であるマフィア幹部、中原中也が立っていました。
彼は貴女にそれはそれは美しい微笑を見せ、
「手前の事ァ俺が守るから安心して其処で待ってろ、葵」
そう囁きました。
全身から発散される殺気と敵意とは側で見ている貴女すら気圧される程の物で、敵方が一瞬怯んだ隙を狙って中也さんは地を蹴り、重力を乗せた重たい蹴りで正面の男の頭をぶち抜きました。
其の勢いの侭身を捻って再度別の男に蹴りをお見舞いし、意識を失った頭を蹴り上げて踵落としを一発、放たれた銃弾を凡て受け止めてから撃った当人にお返し。
数秒で血溜まりと化した元人間と、中也さんの流れるような演武に見せられ貴女がぼうっとしていると、中也さんが戻ってきて貴女にデコピンをかましました。
結論:ばァーか！
中也「そうやって呆けてるから襲撃されるんじゃねェのか？」
葵「う、五月蝿いです！私怪我してるんですからもう少し優しくしてくださいよ！」
中也「はっ…はァ!?怪我してンなら先に云えよ！」
葵「え、私が怪我してるの見て助けに来てくれたんじゃないんですか？」
中也「違ェわ、偶々側を通ったんだよ！オラ本部帰るぞ、姫抱きしてやるから一寸腕起こせ」
葵「ふふ、はぁい」
スイートポテト。様リク・太宰さんに甘えられましたが何か？→←ユーリ様リク・綾辻先生を看病しましたが何か？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 501人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほっすぃー(プロフ) - 赤井司(�瑛�/�洩�)さん» 申し訳御座いません、現在リクエスト受付を停止しておりまして……本当に更新が遅くて申し訳御座いません！続編に移行しもう少し更新すればリクエスト受付を再開する予定ですので、その際にもう一度コメントを宜しくお願いしますm(__)m (2018年5月18日 6時) (
レス) id: c50e6a0d75 (このIDを非表示/違反報告)
赤井司(�瑛�/�洩�) - リクエストで安吾の妹になった。と安吾が甘えて来た。でお願いします！ (2018年5月17日 22時) (レス) id: 32189bcc43 (このIDを非表示/違反報告)
ほっすぃー(プロフ) - 飛蘭さん» リクエスト有り難う御座います！既にあるリクエストですので、早めに更新できるようにしますね！有り難う御座います！ (2018年5月14日 17時) (レス) id: c50e6a0d75 (このIDを非表示/違反報告)
飛蘭 - とても想像が難しいのですが、乱歩さんがドMになったを見てみたいです...！お時間のある時でいいのでお願いします...！ (2018年5月14日 14時) (レス) id: 5afcdca4d2 (このIDを非表示/違反報告)
ほっすぃー(プロフ) - ユーリさん» ぐふぉっ…凄まじくHPが回復するコメント有り難う御座います…！イケメンを目指して書いたのでもうとっっっっても嬉しいです、有り難う御座います…！ (2018年5月13日 11時) (レス) id: c50e6a0d75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほっすぃー | 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月30日 17時
