第二話 ページ4
「……ふ、ふふっ」
瑠璃ちゃんを車に乗せて運び、中也と二人がかりで家に連れ込んだ。
瑠璃ちゃんの為に買ったベッドの柵にマフィアの拘束手錠の片方を掛け、反対側を彼女の腕に嵌めた。
『ん…ンン…っ』
私が嗅がせた睡眠薬で、瑠璃ちゃんはすやすやと気持ち良さそうに眠っている。
「やっと…やっと、瑠璃ちゃんを私の物に出来た」
狂気染みた微笑みを張り付け、私は瑠璃ちゃんの額に接吻を落とす。
と、
「おいコラ包帯！」
スパァンッ、と頭を思いっきり叩かれた。
痛い(´・ω・｀)
「手前だけの瑠璃じゃ無ェぞ。俺達の、だ」
振り返ると、スリッパを手に仁王立ちする帽子置き場が立っていた。
「奥様に旦那様二人って訳ね。出来れば独り占めしたいけど」
独り占め、と云う単語に中也がピクッと反応した。
「独り占めだァ？ンな物俺がするに決まってンだろ」
「はいはい」
独占欲もろだしだぁ、とか思っていたら。
『横浜って一妻多夫制度承認されてましたっけ？』
「されてる訳ねェだろってぐふぁ!?!?」
「ぐへぁ!?!?」
突然聞こえてきた可愛らしい声に、二人揃って色気もへったくれもない声を上げる。
慌てて振り向くと、ベッドの上に瑠璃ちゃんが綺麗に正座していた。
着ていた振り袖の着物と合間って凄く様になっている。
厭厭厭厭落ち着け餅つけ自分そう云う噺じゃねぇ。
「あっ…あれあれあれぇ可っ笑しいなぁあ瑠璃ちゃん、私睡眠薬確りと嗅がせた筈なのだけれど!?」
焦りすぎて日本語が可笑しい。
『あ、私ですね、睡眠薬とかの薬があんまり効かないんです。持って5分位』
「マジで!?」
『マジです』
「マジかよ!?」
『マジです』
「マジd」
『もう此の下り良いです』
「すみませんでした」
非常にヤヴァイ事態だ。
「じ、じゃあ車の中での私達の物凄い会話とか聞いてた感じ？」
『バッチリ聞いてました☆』
やらかしたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
『瑠璃ちゃんの寝顔可愛いな〜とか、今日の下着は水色か〜とか、色々云ってましたね許さん此の世から跡形も無く消し去ってやる(＾ω＾♯)』
「「すんませんっした」」
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ほっすぃー(プロフ) - 真紅さん» 合ってますww有り難う御座いました！m(__)m (2018年6月30日 21時) (
レス) id: c50e6a0d75 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - たまになんかクプラっぽいのがあるなぁーっておもったんですけど合っててよかったです笑 (2018年6月29日 7時) (レス) id: f5ab8da157 (このIDを非表示/違反報告)
ほっすぃー(プロフ) - 真紅さん» 返信遅れて御免なさい！コメント有り難う御座います！そうですね、クプラさん好きですw (2018年6月29日 7時) (レス) id: c50e6a0d75 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - あの、もしかしてなんですけどクプラすきなんですか？小説と関係なくてごめんなさい (2018年6月27日 18時) (レス) id: f5ab8da157 (このIDを非表示/違反報告)
ほっすぃー(プロフ) - アリスさん» 分かります…蟹缶美味です…コメント有り難う御座います！ (2018年1月29日 7時) (レス) id: c50e6a0d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっすぃー | 作者ホームページ：
作成日時：2017年6月9日 7時
