【文スト】旧双黒にｶﾝｷﾝなるものをされたのですが(^q^)<ｱﾘｶﾞﾀﾔ【ギャグヤンデレ】

叉少し戻ってきました！第十九話 ページ22

お久し振りです☆
少し戻ってきました。
今回は国木田くんsideです！
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瑠璃が探偵社に来なくなってもう二週間だ。

社長も敦も賢治も、与謝野医師も皆漏れなく気が気でない。

のにも関わらず、太宰だけは何時も通り飄々と寛いでいる。

「おい太宰」

「ん？如何したの国木田くん」

ヘッドホンを外して俺に応える太宰。

「…瑠璃を知らんか」

太宰がふぅっと息を吐く。

「落ち着きが無いねぇ。そんなに心配？」

にやにやと厭な笑みを顔に張り付ける太宰…だが、眼が笑っていない。

「なら教えてあげよう。瑠璃ちゃんは私の家に居る」

「「「「ッッ!?」」」」

探偵社が騒然とする。

与謝野医師は椅子を倒さんばかりの勢いで立ち上がり、賢治は口を開いた儘固まり、敦は持っていた資料を取り落とした。

丁度いらした社長は全身から隠す気の無い殺気を放っている。

「……其れは如何云う事だ」

「言葉の儘だよ？ふふ、本人から望んで来てるし、御仕事はしてるしね」

道理で仕事が滞らない訳だ。

「国木田くんは彼女と仲良くしてるみたいだけど…」

太宰が俺のシャツの胸元を掴み、思いっきり引っ張った。

ガクン、と傾いた俺の耳元へ、太宰が呟く。

「渡さないからね」

ぞわっとした。

独占欲、嫉妬、苛立ち。

あらゆる狂気を詰め込んだ暗い暗い瞳で、太宰はにっこりと嘲笑(わら)った。

「瑠璃ちゃんは…私の物だ」

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